2014年12月度 頒布会テイスティング・レポート 2/3 【シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年】
12月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は、当店でも1,2を争う人気ワインで品切になる事も度々ある
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年」のテイスティング・レポートをご紹介します。
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年
ボルドーAOC
メルロー:50%
カベルネ・ソーヴィニョン:50%
黒ラベルは、樹齢35~45年の成熟した木から、取れたブドウを使用しています。
長期熟成させる程に、ワインに深みのある、香りと味をもたらすカベルネソーヴィニョン種のブドウと、短期熟成でも、滑らかさを楽しめるメルロー種のブドウのそれぞれの魅力を引き立たせあうことにより、5年以上の熟成期間で、お楽しみ頂けるワインです。
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグスがみられる事から、
アルコールが十分にのったフルボディーである事が 分かります。
スミレの花、ブルーベリージャム、熟したプラム。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、
ココア、バニラや土の香り・・・熟成によってコンポートやローストシュガーのような
甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、
インクのような香りも感じられます。
香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、
全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。
酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に
熟成の旨みが見えてきています。
タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。
まさにこれから飲み頃を迎えるといったところでしょう。
噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、 少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、ウォッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。
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頒布会
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