2014年1月度 頒布会ワイン・レポート 2/3 「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1996年」
1月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1996年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今回はシャトー・ラ・ジョンカードの最高峰、
赤ラベル1995年、1996年、1998年の3本セットをお届けしております。
今週は1996年をご紹介いたします。
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1996年
ボルドーAOC
カベルネ・ソーヴィニョン:75% メルロー:20% カベルネ・フラン:5%
赤ワイン・辛口・フルボディ
(1998年とほぼ同じ) つややかでハリのある外観、中心は赤黒く濃い色合い。
1998年との差はほとんどありません。
敢えて違いを言うなら中心の色合い、 赤と黒の比率が若干、
黒味の方が強いといった感じでしょうか。
熟成年数を考えるとグラデーションは少ないように思います。
スパイスの香りが支配的です。
香りの強さは96年の方がずっと強く始めから開いている印象があります。
カシスやプラムの香り、かつお節のような燻製香に加え、
土のようなニュアンスもあります。さらに時間が経つと独特のべっこう飴のような
甘く香ばしい魅惑的な香りを感じる事が出来ます。
なめらかな口当たりに、とろりとした質感も感じられます。
果実が熟成した甘さが出てきています。
味の中盤には渋味と苦味が合わさったスパイシーなコク、
パンチの効いた味わいのあとに、熟成したまろやかな旨味、
果実の甘さが渾然一体となっていていつまでも口の中で味わっていたくなります。
1998年と比べると、少しタンニンが強い印象を受けました。
この収斂味がこなれてくると、更に美味しくなると期待できます。
出汁のようなたっぷりと凝縮した旨味、 重厚感を感じる余韻は8秒、長いです。
飲み頃は4~6年後、ピークはまだまだ先・・・ 8年後ぐらいでしょうか。
合わせる料理は煮込み料理やレバー料理など 肉の臭みが少し残るような、
すこし濃い目の料理。
チーズと合わせるなら、カマンベールよりも熟成が進んでコクのあるブリー。
少しクセの強いウォッシュタイプを合わせるのも面白いです。
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頒布会
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