クロ・サン・ヴァンサン
オーナー カリンヌ&リオネル ラトゥース 「皆様が一途に私たちのワインを愛していただきますことに心より感謝申し上げます。私たちの造るワインが皆様に、さらに多くの喜びをまた届けられますようにー。 友情をこめてカリーヌ&リオネル ラトゥース」 クロ・サンヴァンサンは「クロ」と「サン・ヴァンサン」に由来しています。「クロ」は囲いをした果樹園のことですが、所有地のブドウ畑は邸に接して1周しています。 実際ブドウ品種によって分けられた9つの畑を空から眺めると、まるで邸を中心に囲まれた一つのブドウ畑のようになっているのです。そして「サン・ヴァンサン」はブドウ畑の守護神なのです。 | |
世界遺産に登録されているサン・テミリオン地区の中心部より街道122号線を南西に。建物を取り囲む畑が、近くを流れる小川からの水路で囲まれ「おほり」のようになっています。全部で5ヘクタールの畑。甲子園球場のグラウンド約4面、1万5000坪。 小さい畑ですが、剪定から収穫まですべてオーナー自らが行い、ブドウの果汁を最大限搾るための品質にこだわっています。 |
歴史:
カリーヌとリオネル・ラトゥースは「サン・テミリオン グラン・クリュ」特別級ワインの生産者であり、2002年にラトゥース家の全商品と厳密に選ばれたワインを供給する商事会社「カリヴィティス」を設立した
「カリヴィティス」:カリヌの「カ」、リオネルの「リ」にラテン語で「ワイン」という意味を持つ「ヴィティス」
世界的なワイン醸造コンサルタントとして知られるミシェル・ロラン氏からブドウの栽培に関してもろもろのアドバイスを受けた
場所:
クロ・サン・ヴァンサンはサン・スルピス・ド・ファレランスという小さい村に、シャトー・モンブスケとシャトー・プレザンスの間に位置する。「サン・テミリオン グラン・クリュ」特別級扱いで、現代オーナーのリオネルとカリ-ヌ・ラトゥースが常に伝統と現在性を調和するワインを提供している。
平均樹齢:
45年、低収量のブドウ畑である
土壌:
砂礫ケイ酸質土壌
品種:
メルロー:75% カベルネ・フラン:15% カベルネ・ソーヴィニヨン:10%
栽培:
単グイヨ式剪定。芽、葉の摘み取り、収穫(かご式)はすべて手法。絞る前に果実の選別あり。
醸造:
発酵の前に冷たいままで浸漬。
ピジャージュ(タンク・もしくは大樽で醗酵中、ブドウ皮の層を長い棒を使って上下かきまぜること)。
熟成:
フレンチ・オーク樽に12か月
樽の3分の1が毎年交換される
生産量:
98,000本
面積:
5ha
記録と受賞歴:
2004年、2002年、2001年 GUIDE HACHETTEに記録
2005年ヴィンテージが「フェミナリーズ」(ワイン業界の女性審査委員が選ぶ大会、2005年にミス・フランス2004年のレティシア・ブレジェが審査委員長)に受賞
カリヴィティスの設立者のラトゥース夫妻はブドウ栽培の仕事で、念入りな作業から生まれる素晴らしさを覚えたという。生産者として積んだ経験を活かして、手軽でおいしいワインを作れるようになった。
カリーヌとリオネルはカリヴィティスのワインを通じてワインに関する彼らの情熱だけでなく、彼らに似ている生産者への愛情を表現する。「おいしいブドウからおいしいワインが生まれる」と同感する生産者達。
しかし、一所懸命働いて、おいしいワインを作っているが、輸出市場では知名度が足りない生産者が少なくないので、カリヴィティスは海外の発表会やパートナーの醸造所の見学プランを計画して、世界中に素敵な生産者を紹介している。
「パートナーと彼らのワインに我々の情熱がある」