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2013年4月度 頒布会レポート 「クロ・サン・ヴァンサン2007年」




4月度 頒布会ワイン・レポート 2/3  「クロ・サン・ヴァンサン 2007年」

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週はサンテミリオン・グラン・クリュ、クロ・サン・ヴァンサンをご紹介いたします。

頒布会4月 クロ・サン・ヴァンサン



Clos Saint-Vincent 2007
クロ・サンヴァンサン 2007年

外観
紫と黒をあわせたようなルビー色。透明感があり、澄んだ色合い。
グラデーションは少なく、エッジの部分に紫やピンクが見えます。


香り
最初にカシスのような果実の香りもありますが、支配的なのは 湿った土の香り、鉄クギのような鉱物の香り。樽の香りはあまり 感じません。どちらかと言えば、漢方薬のようなやわらかく甘い、 どこか東洋的な香りがあります。

グラスを回すと甘い果実の香り、カシスの香りがだんだんと広が ってきます。土っぽい香りと合わさって心地よい香り、見事なバ ランスです。すこし焦がしたような香ばしい香りも出てきました、 大きな干し葡萄と焼き芋を合わせたような香りでしょうか。


味わい
しなやかな口当たり。最初に舌先で感じるバランスの良いコクと 果実味。そのあとに、独特の酸味と渋味が感じられます。熟成し た旨みとは違う、柔らかい味わい。酸味やミネラルもうまくまと まって、全体にふくよかさを持たせています。

メルローらしいま ろやかな果実味と軽やかタンニンがボルドーの中では比較的飲みやすい、繊細な味わいに仕上がっています。

合わせる料理は、土っぽい風味と合わせて根野菜をたくさん使ったラタトゥユがお薦めです。また、カマンベールやハードタイプのチェダーチーズなどと合わせて気軽に飲むのもいいと思います。カモ肉など少しクセのある鳥獣類の肉料理、または豚肉、鶏肉など白身肉にトマトソースを合わせた料理とも相性が良いでしょう。

意外な組合せですが、このワインはキムチ(酸味が穏やかで辛すぎない物)との相性が抜群です。少しおとなしい果実味が、キムチと合わせる事で不思議と活き活きと輝いて、より深い甘味を感じられます。季節にもよりますが、キムチと合わせる場合には、冷蔵庫ですこし冷やしてワインの味わいを締めてから飲むのが、オススメです。




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頒布会

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