~後編~ 日本初公開!?シャトー・ラ・ジョンカード のワイン造りに迫れ!-2
シャトー・ラ・ジョンカード訪問記4
「日本初公開!?シャトー・ラ・ジョンカード のワイン造りに迫れ!-2 」
~樽熟成から瓶詰め・出荷まで~
発酵を終えて晴れてワインとなったら、樽に移し変えて熟成へ。
静かに成長を遂げるワインたち。黒ラベル・赤ラベルの熟成、新樽の小樽が並ぶセラー 16~18ヶ月寝かします。
4ヶ月ごとに大樽へ一旦移し変え、また違う小樽へ。樽ごとに全て味が違うので、均一化していくためです。
この1樽 225リットルから300本(750ml)分のワインが。
オークの新樽の効果は6-8年。
使っていくと樽の香りやこげ具合がだんだん薄らいでいく。その樽のレベルとワインのレベルを合わせて熟成させていくのがポイント。
あまり強くないワインに、香りやこげ目が強い新樽を合わせてしまうと樽の風味がワインに勝ってしまう。
白ラベルはこの大樽で熟成させます。
香りや焦げ目による渋味がワインに大きく影響しない
つまり、本来のワインらしい味わいや香りに近いのです。
それにしても、大樽のこの大きさ。
動画 「樽とワイン」(再生時間2分37秒)
熟成を経たワインは、旅立ちの支度へ
樽からさらに、温度管理、衛生管理しやすいステンレスタンク【イノックス】へ移して瓶詰めします。
ジョンカードでは、ステンレスタンクはこの瓶詰めの時だけにしか使いません。
コルクを打栓する機械 真空状態にして、1.5気圧で打ち付けます。
今は、全自動。でも、その昔は、
彼のおじいさんの時代は、1本1本手動でコルクを打栓していたんです。
1人で何万本もするとなると・・・それは、肩をおかしくしますよ。
ボトルに入ったワインたち。コンベアで3分かけて1周するうちにコルクが落ち着いていい状態になるのだとか。
世界への出発をまつジョンカードのワインたち。ひと時の休息。
お馴染みの道上伯のラベルが、
ここで、貼られて彼らワインの新しい顔となり、ボルドーを旅立って行くのです(涙)。
さぁ 行け、ジョンカード!日本の皆が君が来るのを待っている!
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