歴史!地理!生物! シャトーの課外授業
シャトー・ラ・ジョンカード訪問記2
「歴史!地理!生物! シャトーの課外授業 シャトー・ラ・ジョンカード訪問-2」
マダム・サテュルニーから、ジョンカードの歴史秘話が・・・。
100年戦争当時(1337-1453:日本は、室町時代。銀閣寺で有名な足利義政将軍の時代)このジョンカードの地が歴史的にも重要な場所だったなんて!それにしても、この美しい景色にも、キレイだけではすまされない話しがあるのですね。
裏庭を後にして、シャトーを通りぬけ、シャトー横手のこちらの建物へ。
通されたのはテイスティングルーム!
石の壁が、樽を意識したカウンターなどいい雰囲気です。
「涼しい」
入った瞬間に、ひんやりとした室内。
道上が言うワインが美味しく飲める温度と湿度。
それも、そのはず。壁の向こうは、樽が静かに眠るセラー。
後で判るのですが、テイスティングルームの奥がこのセラーと醸造所。
石の壁でしっかりと外の気温から守られています。
ジョンカードのワインで世界征服を企むマダム?
ではなく、ヨーロッパ・アフリカ・アジア・アメリカと世界各地へ輸出され愛飲されていることの説明です。 世界地図の上にピンが刺されているところが、征服、いや取り扱いがあるところです。
さぁ、テーブルに座って、蔵出しの赤ワインをそろそろ試飲。
と、思いきや、そのまま、部屋から出て、シャトー正面の畑へ向います。
緑が眩しいシャトー正面のブドウ畑へ。
樹齢30年のメルロー種が、すでに実をつけて、気持ち良さそうにぶら下がっています。
【撮影は6月21日。当時日本のブドウ畑では、ようやく小さな実がついたところと聞きました。】
今ごろは、こんな感じで色づきはじめているはず。
ブドウ栽培に関しては、マダムに替わりご子息が、説明してくれます。
それにしても、ヴィニョーブル・ラトゥースの畑とは、何か感じが違います。
目に映る色鮮やかなバラ!
こっちにも、あっちにも、畑の周りをバラが囲んでます。
門から続く、正面の通り。
それにしても、花壇にしては、バラだけですし・・・。
その、理由を訊いてみると、・・・その内容は動画でどうぞ。
いよいよ、向かうは、醸造所。
シャトーならではの、様々なボトルが我々を出迎えてくれました
一番手前はなんと18リットル! 750mlで24本分。
別名を「メルヒオール」と呼ぶらしく、聖書の三賢者の1人の名前から付けられています。
当店取り扱いの、アンペリアル 6リットル (左から3番目)よりも遥かに大きい!
数々のボトル達が静かに見守る中、ついに我々は、遂にジョンカードの心臓部・醸造所へ足を踏み入れます。
果たして、ジョンカードを飲むことができるのか?
まさか、この18リットルが振舞われる?
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