2021年4月度 頒布会レポート3/3
2021年4月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「シャトー・ド・フォーザン 2018年」
「スィニアテュール・ドュ・クロ・サンヴァンサン 2010年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は極上赤ワインセット、特選ワインセットより、
「シャトー・ド・フォーザン 2018年」
「スィニアテュール・ドュ・クロ・サンヴァンサン 2010年」の
テイスティングレポートをお届けします。
シャトー・ド・フォーザン 2018年
AOCミネルヴォワ
シラー:80% グルナッシュ:20%
南仏ラングドッグ地方ミネルヴォワの高地で栽培された葡萄を使うことで
黒い果実や甘草の香りや複雑さを持つ味わいのワインに仕上がっています。
AOCミネルヴォワ
シラー:80% グルナッシュ:20%
南仏ラングドッグ地方ミネルヴォワの高地で栽培された葡萄を使うことで
黒い果実や甘草の香りや複雑さを持つ味わいのワインに仕上がっています。
スィニアテュール・ドュ・クロ・サン・ヴァンサン 2010年
AOCサンテミリオン グラン・クリュ
メルロー:100%
グランクリュの風格!ワイン専門誌
「ワインスペクテーター」90ポイント!
サンテミリオンはボルドー地方のメドック地区(シャトーラフィット、ムートンなどがある)
と双璧を成す歴史有る高級赤ワインの産地です。
その中でも、サンテミリオン・グラン・クリュ(特別級の意)と名がつく分類は、
他との差別化を図って高品質なワイン造りに取り組んできた証でもあります。
通常のサンテミリオンとは別格視されています。
スィニアテュールはフランス国会議事堂、上院議員レストラン、ボルドー市庁舎御用達の逸品。
世界的な醸造アドバイスの権威、ミシェル・ローランも愛飲。
成田空港内エールフランス航空ファーストクラス、ビジネスクラスラウンジにも
採用された実績のあるワインです。
当店には、同じスィニアテュールのヴィンテージ違いで2005年と2007年がありましたが、
2007年と比べて色合いにほとんど変化はあまりありませんでした。
濃縮した濃い果実味である事が予想されます。
可愛らしい実をつけたベリー系の果実味から、
グラスを回していくとスパイスの香りが支配的になっていきます。
スパイスと言っても胡椒のような尖った香りではなく八角や甘草といった漢方薬に近い柔らかい香り、
樽香からくる木の香りもとれます。
さらに時間を置くと松の葉や杉など針葉樹林の清々しい香り、
鉛筆の炭素の香り、チョコミントのような爽快感を伴った甘い香りが出てきます。
メルローの柔らかい果実味の中に、しっかりとタンニンが溶け込んでいます。
酸味は優しく、全体にふくよかな印象を与えています。
鉄や鉛といった鉱物を感じさせるニュアンスが強く、独特のミネラル感が口の中に広がっていきます。
この辺りの鉄分の要素が、サンテミリオンの地質からくる特徴といえます。
外観から予想した通り、果実味はぎゅっっっと凝縮しています、
2005年のスィニアテュールと比べても遜色がない・・・むしろ勝っているのでは!?と思わせるぐらい、
若々しい力強さがあります。
タンニンはまだ荒く、舌先・歯茎でしっかりと感じられます。
一般的にメルローはカベルネ・ソーヴィニョンに比べて果実味が柔らかくタンニンも少ないため、
熟成の早い時期から美味しく飲めると言われています。
このスィニアテュールもメルロー100%のワインなので、
若いヴィンテージではありますが今飲んでも十分に味わいの広がりを感じる事が出来ます。
しかし、このしっかりとしたタンニン・・・
将来にわたって熟成が期待できるメルローです。
鉄を感じさせるミネラルから、すこし血が滴るくらいのレアに焼き上げた肉とは最高の相性です。
様々なスパイスをたっぷりとまぶしたロースト・ビーフもいいと思います。
チョコレートと合わせるのであれば、カカオの含有率の高いビターチョコレート。
プラリネ、アーモンドや胡桃をコーティングしたチョコレート。
いずれも、味わいはビターである事が必須条件になります。
AOCサンテミリオン グラン・クリュ
メルロー:100%
グランクリュの風格!ワイン専門誌
「ワインスペクテーター」90ポイント!
サンテミリオンはボルドー地方のメドック地区(シャトーラフィット、ムートンなどがある)
と双璧を成す歴史有る高級赤ワインの産地です。
その中でも、サンテミリオン・グラン・クリュ(特別級の意)と名がつく分類は、
他との差別化を図って高品質なワイン造りに取り組んできた証でもあります。
通常のサンテミリオンとは別格視されています。
スィニアテュールはフランス国会議事堂、上院議員レストラン、ボルドー市庁舎御用達の逸品。
世界的な醸造アドバイスの権威、ミシェル・ローランも愛飲。
成田空港内エールフランス航空ファーストクラス、ビジネスクラスラウンジにも
採用された実績のあるワインです。
外観
縁に紫色を強く残す、赤みを帯びたルビー色。中心の色は赤黒く、向こう側がほとんど見えません。当店には、同じスィニアテュールのヴィンテージ違いで2005年と2007年がありましたが、
2007年と比べて色合いにほとんど変化はあまりありませんでした。
濃縮した濃い果実味である事が予想されます。
香り
カシス、ラズベリー。可愛らしい実をつけたベリー系の果実味から、
グラスを回していくとスパイスの香りが支配的になっていきます。
スパイスと言っても胡椒のような尖った香りではなく八角や甘草といった漢方薬に近い柔らかい香り、
樽香からくる木の香りもとれます。
さらに時間を置くと松の葉や杉など針葉樹林の清々しい香り、
鉛筆の炭素の香り、チョコミントのような爽快感を伴った甘い香りが出てきます。
味わい
なめらかでしっとりとした口当たりなのに、口に含むとどっしりとした重量感が感じられます。メルローの柔らかい果実味の中に、しっかりとタンニンが溶け込んでいます。
酸味は優しく、全体にふくよかな印象を与えています。
鉄や鉛といった鉱物を感じさせるニュアンスが強く、独特のミネラル感が口の中に広がっていきます。
この辺りの鉄分の要素が、サンテミリオンの地質からくる特徴といえます。
外観から予想した通り、果実味はぎゅっっっと凝縮しています、
2005年のスィニアテュールと比べても遜色がない・・・むしろ勝っているのでは!?と思わせるぐらい、
若々しい力強さがあります。
タンニンはまだ荒く、舌先・歯茎でしっかりと感じられます。
一般的にメルローはカベルネ・ソーヴィニョンに比べて果実味が柔らかくタンニンも少ないため、
熟成の早い時期から美味しく飲めると言われています。
このスィニアテュールもメルロー100%のワインなので、
若いヴィンテージではありますが今飲んでも十分に味わいの広がりを感じる事が出来ます。
しかし、このしっかりとしたタンニン・・・
将来にわたって熟成が期待できるメルローです。
料理
料理に合わせるのであればやはり肉類、牛肉や仔羊肉です。鉄を感じさせるミネラルから、すこし血が滴るくらいのレアに焼き上げた肉とは最高の相性です。
様々なスパイスをたっぷりとまぶしたロースト・ビーフもいいと思います。
チョコレートと合わせるのであれば、カカオの含有率の高いビターチョコレート。
プラリネ、アーモンドや胡桃をコーティングしたチョコレート。
いずれも、味わいはビターである事が必須条件になります。
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頒布会
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