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香港のワイン国際展示会 VINEXPOで思ったこと  今更編その2 カヴァ

では、ワインの味についての感想を 軽~く つづっていきたいと思います。

まず今夜は、スペインのスパークリング カヴァ。

以前、地中海レストランなんてとこでも、働いてました(20世紀末)ので、イメージは掴んでいたつもりです。

でも、裏切られましたね。10年の月日は長いです。

カヴァだけでも、15種は飲んでますが、何かが違うんです。一言で言えば ドライすぎる感じです。

もちろん、比べる対象が シャンパーニュやそれに準じたスパークリングワインであれば、根本的にブドウが全く違うので味わいが異なることは理解してます。

それでも、辛口嗜好で ブリュット(極辛口) なのか、ブリュット・ナチューレ(糖分加えずを表す)なのかを問わず、風味が鋭角で広がりに欠けるんです。

ただの思い過ごしかもしれません。そう、もしかしたら、今のような、日本の蒸し暑い夏などには、ピッタリかも。

また、ワイン単体で飲んでるからかも・・・。食事とあわせると、全然雰囲気が変わるのかも。

サフランをたっぷり使ったパエリア。 パスタを使ったパエリア フィディウア。この頃、食べてないので懐かしいです。っと、今不意に思ったのですが、イカ墨のパエリアがピッタリ合う気がします!

土鍋の中で、熱々のたっぷりのオリーブオイルが沸騰している アヒージョ のエビやホタテにあうかもしれませんね。

はたまた、あの独特の脂身がはまる 生ハム ハモン・イベリコなどにも合うのかも!

とはいえ、もう一つ足りない気がしたのです。

飲んでるときに、料理をイメージさせてくれるものが少なかったのです。

リオハの赤ワインのこなれた風味やシェリーの独特の風味、多様性に比べると、さらにその想いが募ります。あとは、10年前より、総じて価格が上がっているから、なおさらなんですが。 

ただ、10年以上熟成したカヴァは、美味しかったです。

素直に認めます。そこには、旨さを醸し出す細かな成分が詰まっているのが感じられました。 

でも、価格は¥10,000くらいでした。確か。

イタリアのスパークリング フランチャコルタや プロセッコ なども、独自色を出そうとしながら、どんどん高いレンジになっていきました。

そういえば、時間も限られてましたので、イタリアのブースには近づきませんでしたっけ。

スペインのカヴァもそうなってしまうのかも知れません。 

会場にいた生産者たちから話を聞くかぎりでは、彼らはまさにそれを狙ってましたけど。 

どうなっていくか、興味があります。

 何年後かにご報告したいですね、この場で。

ワールドカップ スペインが 優勝しましたけど、祝杯はやっぱりカヴァでしたっけ?

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