高級ワインを賢くリーズナブルに飲んでやろう!?2
前回の1からの続きです
さて、そんな高額のワインディナーに申し込むのはお金がたくさん有る人がすればいいのです。
申し込まずにそのワインを飲むのにはどうするか。
ここからが本題ですね。
事前にワインディナーを行う店をチェックしておきましょう。
自分が気になるレストラン、ワインがあれば、まずは、日程の確認です。
当日のイベントが貸切なのか、そうでないのか、貸切の場合は翌日の自分のスケジュールを確認です。
提供されるワインの種類が多いかどうかも要チェックです。5種類 6種類と多ければ多いほど良いと思います。
日程とそのラインナップがポイントなのです。それは何故か。
こういったイベント、完全な飲み放題ではありませんが、それに近いものがあるのです。
金額が高額であればなおさらです。
つまり、主催する側のレストランでは、十分な量を確保しています。
飲み進むにつれてアルコールも廻っていきますので、 通常 最後のワイン直前までは、ゲストの方の飲む量が減ってきます。
たいてい最後のワインは、一番良いもの(高額なもの)が出てきますから、 これは皆さん必死に飲みます。そのため、前半セーブする人も多い位です。
一方、レストラン側としては、準備として、最初の方のワインの本数が多く、最後のワインの方が本数が少なくなります。
これは、先ほどの、ゲストの飲む量の関係、ワインの価格の関係です。
さらに、もうひとつの要因、前回 紹介した気遣いです。
高級ワインなど多くは、香り、味わいも、開かせるために、抜栓の時間に注意を払います。
そのワインが、造り手のこだわりによって、飲む前3時間前以上の抜栓を要するものであればチャンス拡大です!
つまり、ワインディナーが始まる前に、予想してワインを開けておかなければならないのです。
飲み進みの状況で判断できずに、有る程度多めに開けざるをえないのです。
一番美味しい、高額なワインを飲んだ後に、前座的なワインを好んで飲む人がいるでしょうか。
前座といってもそのワインも高級なんですが・・・
ここに、ワインが余る関係が出来上がっているのです。
よって、最高級ではありませんが、高級ワインは比較的残ることになります。
この高級ワインを狙うのです。
店側としても、残っているワインを販売しなければと考えます。
開いているワインならば、飲まなければ、売り切らなければ、劣化していくだけです。
多くは、そのイベントが終わったあと販売されることになります。たいてい午後7時から9時位が開催時間でしょうからその後に食事をしている状態がベストですね。
店側は、とにかく売りたいのです。
「実はこのワイン、先ほどまで・・・・ 。非常に高額なワインでグラスなどで提供できないのですが、本日特別に・・・」なんて言葉でオススメしてもらえるのです。
値段の基準は最初はボトル1本の価格から割り出すはずですが、1/5や1/6なんて、そのままでは高すぎます。
まさに店側の決断の時です!
原価に近い価格を設定して売り込むのです。
ですから、金額も比較的手が届く範囲での設定になりやすいのです。
(当時1本5万円するワインを、グラス3000円台で出した記憶があります!)
常連であったりすれば、無料で飲むことが出来るかもです!試し飲みとか。
イベントが貸切であれば、次の日のランチやディナーが狙い目です。
ランチは競争率が下がります。昼間からワインを飲んでいるゲストには、必ず紹介があるはずです。
オススメとかされなかったら、逆に聞いてみるのも手ですよ!
聞き方としては、「ワインディナーのワインって美味しいの?」など。
こう、聞かれると、お勧めしたくなるものです。
ただし、全ての前提は、残っていることですので・・・・
一方、レストラン側にも、メリットがあります。高級ワインの味わいを知ってもらえるのです。必ず後に繋がってきます。
(そう、信じたいのが本音です。)
抜栓後、十分に時間を経た状態のワイン、グラスもそれ様に整えたものを用意され、素晴らしいワインになっています。
もしかしたら、レストランで、普通に注文して飲むより良い状態かもしれません。
しかも、生産者のお墨付き!(私は一種類に最低一本は、生産者にホストテイスティングをしてもらってましたので)
そんなワイン体験をすれば、その店のワイン愛好者となること間違いありませんから。
いかがでしょう。
ご紹介した事例は、必ずしも全てのレストランにあてはまるわけではありませんので、あしからず。
とはいえ、ワインもレストランも、味わってこそ、その本来の姿がわかるわけです。
価格が自分の価値判断とあっているかどうかで、そのレストラン、そのワインを判断するきっかけになります。
機会があれば、試してみてください。ただ、有る程度の出費と情報収集の時間はかかりますよ!