2020年8月度 頒布会ワインレポート 1/3
2020年8月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2011年」
「シャトー・ボーリュー2014年」
「ジョンカード赤ラベル2002年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
8月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット (月々10,000円) | 特選 ワインセット (月々7,500円) | 選り抜き ワイン2本セット (月々6,000円) |
【極上 赤ワインセット】
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2011年」
「シャトー・ボーリュー2014年」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年」
【特選 ワインセット】
「ヴィュ・シャトー・ラモット2016年」※リンク先は2019年
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2002年」
「シャトー・ルボスク2010年」
【選り抜きワイン 2本セット】
「ヴィニョーブル・ラトゥース・キュヴェ・スペシャルL2016年」
「シャトー・ルボスク2010年」
をお届けさせて頂きました。
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2011年」
「シャトー・ボーリュー2014年」
は一般販売をしておりません。
今回頒布会会員様に特別お届けさせて頂きました。
今週は極上赤ワインセットより、
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2011年」
「シャトー・ボーリュー2014年」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年」の
テイスティングレポートをお届けします。
世界中の愛好家を虜にするイタリア最高峰ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」
ブルネッロ種のブドウを原料に造られるイタリアを代表する偉大な赤ワイン。
色薄い。甘みが美味しい。やわらかい味。印象強い。
開けたてでも、時間経ってからでも特に変わらず楽しめます。
イタリア・トスカーナDOCG
サンジョヴェーゼ:100%
紫はほとんど感じられないガーネット。
透明感のある赤い外観のエッジにかすかにオレンジ色のニュアンス。
粘性は強くやや濃い目の色調を呈し、濃厚な印象。
熟した果実とオークのニュアンスを感じる香り、
ラズベリーやブルーベリーの香り、
バニラビーンズや黒胡椒などのスパイス香がグラスの中で踊る。
バニラやスパイスのニュアンスを感じ、 口当たりまろやか。
なめらかでキメの細かい酸味、力強くシルキーなタンニンとのバランスは緻密な印象この上ない。
アルコールはやや強め、余韻はやや短く5~7秒。
青椒牛肉絲、牛肉のオイスターソース入炒め、宮保龍蝦、東坡肉 etc
飲みやすく、果実本来の香りが堪能できる
ポムロール AOC
メルロー:80% カベルネ・フラン:20%
ボルドー右岸地域らしいメルロー種の特徴が表現されたワインです。
家族所有のシャトーはラランド・ド・ポムロールの中心に位置し、
秀逸なワインを産出することで有名なネアック村の近くにあります。
赤い果実と無花果、ほんのりビターチョコレートの香りに 丸みのある酸と果実味が溶け合って、
しっかりと骨格のあるボリューム感が楽しめ、
時間経過と共にまろやかさが出てきます。
非常に飲みやすく、ブドウ本来の香りを充分に感じることができます。
余韻に少し特徴的な刺激を感じますがこの刺激は好みが分かれるかも知れません。
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、
更に深い味わいをお楽しみいただけます
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。
そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。
さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。
ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
口当たりはなめらか。
ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、
甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、
舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。
時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。
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