2019年9月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
9月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1996年,1991年」
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
9月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット (月々10,000円) | 特選 ワインセット (月々7,500円) | 選り抜き ワイン2本セット (月々6,000円) |
【極上 赤ワインセット】
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1996年」
「シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ2015年」
「シャトー・ペイ・ド・ポン2014年」
【特選 ワインセット】
「プイィ・フュイッセ 2016年」
「クロワゼ・バージュ2010年」
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1991年」
【選り抜きワイン 2本セット】
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年」
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1991年」
をお届けさせて頂きました。
「クロワゼ・バージュ2010年」
は、現在一般販売を行っておりません。
今回頒布会会員様へ特別お届けさせていただきました。
今週は
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1996年」、
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1991年」、
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル1991年
ボルドーAOC
メルロー:50% カベルネ・ソーヴィニョン:50%
できれば1週間程、冷蔵庫に立てておいて頂きたいです。
召し上がる時には抜栓して最低30分、できれば1~2時間以上後に飲んでみてください。
従来の紅白ラベルとは比べ物にならない程、美味しいです。
お肉などと召し上がって頂ければさすがの年輪を感じます。
抜栓して30分以内に飲むと薬っぽい味を感じます。
決して薬を入れているわけではなく、古いワインの場合こうした事があります。
ステーキを焼いて2日に渡って飲みましたが、
抜栓後1時間以上後に飲んだ時に、 「さすがジョンカード!」と感じました。
ブルゴーニュの1本5,000円するような物に比べて、軽く深く、洗練された味わいを感じました。
ブーケとフランスでは言いますが、味が開くのに美味しいワイン程、時間がかかります。
このワインは静かに開けてください。できるなら、グラスをボトルの口につけて注いでください。
こうすることで、澱を攪拌(かくはん)するのを防ぐことができ、雑味が混ざらなくなります。
樹齢35~45年の成熟した木から、取れたブドウを使用しています。
長期熟成させる程に、ワインに深みのある、
香りと味をもたらすカベルネソーヴィニョン種のブドウと、
短期熟成でも、滑らかさを楽しめるメルロー種のブドウのそれぞれの魅力を引き立たせあうことにより、
5年以上の熟成期間で、お楽しみ頂けるワインです。
紫がかった濃紅。熟したブラックフルーツの香りに、官能的名スパイスがエキゾチックなエレガンスを与えます。
なめらかなタンニンに、しっかりした酸味が特徴です。
成田空港内エールフランス航空ファーストクラス、ビジネスクラスラウンジにも
採用された実績のあるワインです。
色合いは熟成の進んだ褐色、レンガ色、
そして茶のグラデーションとグラスの縁の色合いの透明感の美しさ。
このワインは、赤はもちろん、中心の黒味の部分から徐々にグラデーション色の変化が見て取れると思います。
今回のワインのように段階的に色が異なっているワインは熟成をしていることの証です。
独特の香りがします。少し蒸れたような香り、そこには果実の爽やかさはなく、
花、それもドライフラワーを感じます。時折、和食タレ、だしを思わせる香りもあります。
口当たりが非常になめらか。丸みを帯びたなめらかさです。そしてこなれた酸味。
果実味が酸味と溶け合っている感じです。タンニンによる渋味が感じられワインにコクを与えています。
ボルドーAOC
メルロー50% カベルネソーヴィニョン50%
エッジ(縁)に紫色を強く残す、赤と黒が混ざった色合い。
グラスの向こう側が透けて見えないぐらい濃く、凝縮感をもっている。
透明感は少ない。
開栓後すぐにスミレの花、カシスの香り。
華やかな果実香が心地良く広がります。
グラスを回していくと、だんだんと黒胡椒のようなスパイシーな香りが立ってきます。
時間を置くと更に、プラムのようなよく熟した甘い香り、
ビターチョコレートのようなほろ苦くも香ばしい香りが出てきます。
しなやかな口当たり。しっかりとしたフルボディの辛口。
コク、酸味、渋み、バランスがしっかりと取れている。
タンニンはやや粗めですが、しなやかにこなれた味わいを楽しんでいただける1本です。
若々しい果実味の後に、喉の奥でしっかりとした力強さを感じます。
後味もとても心地良く拡がり、ぎゅうっと凝縮したアロマが鼻腔へと軽やかに抜けていきます。
白ラベルとブドウの配合は同じですが、黒ラベルの方が重いです。
濃縮した味わいのワインには、それに負けない濃厚な味わいの料理がお薦めです。
レバーペーストのパテ、キノコやベーコン入りトマトソースパスタ、
ビーフシチュー、 ペッパーステーキなどの牛肉料理も。
焼き鳥のササミ(塩・わさび)、豚肉料理、チーズ、スパイスを使ったコクのあるソースの料理、
スペアリブなどのグリル、仔羊など脂味が多い肉料理など最適です。
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