2019年5月度 頒布会レポート1/2
5月度 頒布会ワイン・レポート 1/2
「シャトー・ムーラン・ペイ・ラブリー2006年」
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2008年」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
5月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット (月々10,000円) | 特選 ワインセット (月々7,500円) | 選り抜き ワイン2本セット (月々6,000円) |
【極上 赤ワインセット】
「シャトー・ムーラン・ペイ・ラブリー2006年」
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2008年」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年」
【特選 ワインセット】
「アルザス・リースリング2016年」
「ムーラン・ディッサン2016年」
「シャトー・ルゼロール2012年」
【選り抜きワイン 2本セット】
「アルザス・リースリング2016年」
「シャトー・ルゼロール2012年」
をお届けさせて頂きました。
「シャトー・ムーラン・ペイ・ラブリー2006年」
「アルザス・リースリング2016年」
「ムーラン・ディッサン2016年」
「シャトー・ルゼロール2012年」 は、現在一般販売を行っておりません。
今回頒布会会員様へ特別お届けさせていただきました。
今週は
極上赤ワインセットの中から、
「シャトー・ムーラン・ペイ・ラブリー2006年」
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2008年」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
素晴らしくふくよかで濃厚な味わい。芳醇な香り。
AOCカノン・フロンサック
メルロー、カベルネソーヴィニョン、カベルネ・フラン
ボルドーの歴史上、最初のブドウ畑の一つ、カノン・フロンサック。
とても香りの芳醇なワイン。味わいも素晴らしく、濃厚。
開けて翌日でもしっかりとしている。
高級感のある味わいで、とろりとしたコクがあり、
良い醤油のような味や香りも感じ取れます。
ボルドーAOC
メルロー:50% カベルネ・ソーヴィニョン:50%
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、
アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。
スミレの花、ブルーベリージャム、熟したプラム。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・
熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、インクのような香りも感じられます。
香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、
全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。
酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。
タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。。
合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、
肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、
少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、
ウォッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、
更に深い味わいをお楽しみいただけます
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。
そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。
さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。
ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
口当たりはなめらか。
ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、
甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、
舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。
時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。
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