2017年12月度 頒布会レポート2/2「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年マグナムボトル」&「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年(赤ワイン)」
12月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年マグナムボトル」
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年(赤ワイン)」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は
極上 赤ワインセットの中から、
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年マグナムボトル
特選 ワインセットの中から、
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年(赤ワイン)
のテイスティングレポートをお届けいたします。
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年マグナムボトル
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
フランスワインの標準的な、ボトルサイズは750mlであるのに対し、
マグナムサイズは2倍の1500mlの量が入っています。
ワインは、ボトルのまま寝かせておいても、
どんどん熟成が 進んで、美味しさや香りを変化させていきますが、
マグナム ボトルで寝かせておくと、このボトル内の熟成がさらに、
美味しさをアップさせるといわれています。
この秘密は、マグナムボトルのややずんぐりとした(1500ml)形状にあります。
注ぎ口の大きさが、750mlの標準ボトルと あまり変わらないのに、
胴体部分がどっしりとして、 注ぎ口部分の空気に、ワインが触れにくくなり、
より安定した熟成作用をもたらします。
召し上がる一週間ほど前からボトルを立てておく事をお薦めいたします。
ワインで一番美味しいのがこのマグナムボトルです。
マグナムボトルは割高ですが、味わいは割増です!
つややかでハリのある外観、中心は赤と黒を3:7で 混ぜ合わせたような濃い色合い。
透明感はなくグラスの向こう側はまったく見えません。
中心からエッジにかけて、赤の割合がだんだんと強くなり、
最終的にはこげ茶色へときれいなグラデーションを形成しています。
このこげ茶色がレンガ色になり、やがてオレンジがかってくると、
良い熟成を経た、古さの証しです。
コルクを開けてすぐは香りが閉じています。
黒こしょうとすみれの花の香り。
複雑な香りはあまり感じられず、若干インパクトが弱いと感じさせます。
グラスを回していくと徐々に木樽の香りが目立ちはじめ、
更に30分から1時間程置いておくと杉の香り、
バラのドライフラワーのような香りが豊かに感じられます。
赤ラベルに共通して感じられるべっこう飴のような独特の甘い香りは、
このヴィンテージからは強く感じられません。
口当たりはなめらか。
タンニンがきめ細かく溶け込んでいます。
味の特徴はコクのある酸味。
程よくフルーティーさを残しながらもフレッシュな酸味とは違う、
梅干のような熟成感をもった酸味です。
アルコールがしっかり乗ったパワフルな感じを受けますが、
それがこの酸味と合わさって違和感なく喉まですっと入ってくる。
後味に苦味がほどよく存在感を主張して心地良いバランスが取れています。
口に含んでから飲み込むまでが流れるようにスムーズで余韻は7秒。
他のヴィンテージと比べると果実感は一番強く感じるのですが、
熟成の甘味をあまり感じません。
液面には透明な層もしっかりと厚く、力強いアルコール感が予想できます。
ワインだけを飲んでいるとすこし飲み疲れしてまうかもしれません。
まさにペッパーステーキが食べたくなる味です。
牛肉の赤身の旨味、脂に感じる甘味、
肉と合わせるならやっぱりボルドーだと強く思わせる味わいです。
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
フランスワインの標準的な、ボトルサイズは750mlであるのに対し、
マグナムサイズは2倍の1500mlの量が入っています。
ワインは、ボトルのまま寝かせておいても、
どんどん熟成が 進んで、美味しさや香りを変化させていきますが、
マグナム ボトルで寝かせておくと、このボトル内の熟成がさらに、
美味しさをアップさせるといわれています。
この秘密は、マグナムボトルのややずんぐりとした(1500ml)形状にあります。
注ぎ口の大きさが、750mlの標準ボトルと あまり変わらないのに、
胴体部分がどっしりとして、 注ぎ口部分の空気に、ワインが触れにくくなり、
より安定した熟成作用をもたらします。
召し上がる一週間ほど前からボトルを立てておく事をお薦めいたします。
ワインで一番美味しいのがこのマグナムボトルです。
マグナムボトルは割高ですが、味わいは割増です!
つややかでハリのある外観、中心は赤と黒を3:7で 混ぜ合わせたような濃い色合い。
透明感はなくグラスの向こう側はまったく見えません。
中心からエッジにかけて、赤の割合がだんだんと強くなり、
最終的にはこげ茶色へときれいなグラデーションを形成しています。
このこげ茶色がレンガ色になり、やがてオレンジがかってくると、
良い熟成を経た、古さの証しです。
コルクを開けてすぐは香りが閉じています。
黒こしょうとすみれの花の香り。
複雑な香りはあまり感じられず、若干インパクトが弱いと感じさせます。
グラスを回していくと徐々に木樽の香りが目立ちはじめ、
更に30分から1時間程置いておくと杉の香り、
バラのドライフラワーのような香りが豊かに感じられます。
赤ラベルに共通して感じられるべっこう飴のような独特の甘い香りは、
このヴィンテージからは強く感じられません。
口当たりはなめらか。
タンニンがきめ細かく溶け込んでいます。
味の特徴はコクのある酸味。
程よくフルーティーさを残しながらもフレッシュな酸味とは違う、
梅干のような熟成感をもった酸味です。
アルコールがしっかり乗ったパワフルな感じを受けますが、
それがこの酸味と合わさって違和感なく喉まですっと入ってくる。
後味に苦味がほどよく存在感を主張して心地良いバランスが取れています。
口に含んでから飲み込むまでが流れるようにスムーズで余韻は7秒。
他のヴィンテージと比べると果実感は一番強く感じるのですが、
熟成の甘味をあまり感じません。
液面には透明な層もしっかりと厚く、力強いアルコール感が予想できます。
ワインだけを飲んでいるとすこし飲み疲れしてまうかもしれません。
まさにペッパーステーキが食べたくなる味です。
牛肉の赤身の旨味、脂に感じる甘味、
肉と合わせるならやっぱりボルドーだと強く思わせる味わいです。
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 2002年
ボルドーAOC
カベルネ・ソーヴィニョン:75% メルロー:20% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、更に深い味わいをお楽しみいただけます。
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。 さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。 ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
口当たりはなめらか。 ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、
渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。
甘い香りが出ているにもかかわらず、
前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。
時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。
ボルドーAOC
カベルネ・ソーヴィニョン:75% メルロー:20% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、更に深い味わいをお楽しみいただけます。
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。 さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。 ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
口当たりはなめらか。 ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、
渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。
甘い香りが出ているにもかかわらず、
前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。
時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。
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