2017年10月度 頒布会ワイン・レポート 2/3「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル 2002年」&「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2013年」
10月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル 2002年」
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2013年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は
極上 赤ワインセットの中から、、
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル 2002年」、
特選 ワインセットの中から、
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2013年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル 2002年
ボルドーAOC
メルロー:50% カベルネ・ソーヴィニョン:50%
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。
スミレの花、ブルーベリージャム、熟したプラム。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、
インクのような香りも感じられます。香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、 全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。
酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。 タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。
合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、 少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、ウォッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2013年」
ボルドーAOC
メルロー:80% カベルネソーヴィニョン:20%
エッジ(縁)に紫色を強く残す、赤と黒が混ざった色合い。
グラスの向こう側が透けて見えないぐらい濃く、凝縮感をもっている。透明感は少ない。
開栓後すぐにスミレの花、カシスの香り。
華やかな果実香が心地良く広がります。
グラスを回していくと、だんだんと黒胡椒のようなスパイシーな香りが立ってきます。
時間を置くと更に、プラムのようなよく熟した甘い香り、ビターチョコレートのようなほろ苦くも香ばしい香りが出てきます。
しなやかな口当たり。しっかりとしたフルボディの辛口。
コク、酸味、渋み、バランスがしっかりと取れている。
タンニンはやや粗めですが、しなやかにこなれた味わいを楽しんでいただける1本です。
若々しい果実味の後に、喉の奥でしっかりとした力強さを感じます。
後味もとても心地良く拡がり、 ぎゅうっと凝縮したアロマが鼻腔へと軽やかに抜けていきます。
濃縮した味わいのワインには、それに負けない濃厚な味わいの料理がお薦めです。
レバーペーストのパテ、キノコやベーコン入りトマトソースパスタ、ビーフシチュー、 ペッパーステーキなどの牛肉料理も。 焼き鳥のササミ(塩・わさび)、豚肉料理、チーズ、 スパイスを使ったコクのあるソースの料理、スペアリブなどのグリル、仔羊など脂味が多い肉料理など最適です
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頒布会
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