2016年11月頒布会レポート3/3 「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 2000年(木箱入り)」
11月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 2000年(木箱入り)」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週はその中から
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 2000年(木箱入り)」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 2000年(木箱入り)」
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
濃く、美しいガーネット色。 中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。 さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。 ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
口当たりはなめらか。 ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、 渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。 甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。 時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。 厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。 不思議な重厚感をもったワインと言えます。
脂がのったリブロースやサーロイン、 肉の脂の旨味に合わせるのに、ぴったりの味わいです。 そのほかカルボナーラのように、ソースにチーズの風味を加えたもの、 煮込み料理、レバー料理など、すこし濃い目の料理にも。
フォアグラや、ホルモン、鶉(うずら)など、素材に、存在感ある肉料理とあいます。
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頒布会
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