2016年11月頒布会レポート2/3 「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1995年(木箱入り)」
11月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1995年(木箱入り)」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週はその中から
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1995年(木箱入り)」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1995年(木箱入り)」
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
95年のボトルは一般的な750mlボトルに比べるとやや背が高く、
スリムでとても格好の良いボトルです。
ワインは、全体的に茶色味が出ていてグラスの中心はルビー色。
エッジ(縁)にかけて茶色が出てきています。
典型的な熟成香が出ています、醤油、出汁の香り。
ワインとは思えない、複雑で華やかな香り。
グラスを回すとその香りが他の香りと混ざって嗅ぎ取りにくくなる。
若いワインに見られる果実香もまだしっかりしています。
コルクを開けて15分程で香りが強く、開いてきます。
ふくよかで、ボリューム感ある口当たり。渋味が先にきて、果実味の甘味が少ない。
渋味成分のタンニンが、熟成のわりに非常に豊か。赤ワインの強さを感じる味わい。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
熟成感と隣り合わせの不思議な重厚感のあるワイン。
渋味はおとなしく、果実の熟成した甘みとハリのある酸味が、 味わいに深みをもたせています。 最初、この「甘み」と「酸味」がそれぞれ強く、 別々の主張しているような印象を受けましたが、30分程経つとこの2つが1つにまとまって、筋の通った力強い味わいに変化していく。
ガツンとくる感じではなくて、喉を優しくすっと通り抜ける古酒の趣き。
余韻は7秒、樽のふくよかな香りが残ります。 ただ、長らく時間が経過すると、苦味が少し強くなってくる印象を受けました。 1995年は、出来れば開けたその日に飲みきった方が、 美味しく飲めるのではないかと思います。
フォアグラ、脂の乗った牛肉、鶉など、素材に存在感ある肉料理とあいます。
燻製香のあるソーセージや厚切りベーコンにも。
熟成した風味を活かせば肉・魚・野菜と素材を問わず合わせていけます。
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頒布会
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