容量：750ml

シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドー・メドックの五大シャトーの一つで、世界中から賞賛される銘醸ワインとして知られています。

「シャトー・ムートン」の名は、もともとは小高い丘「モートン」に由来していますが、やがて「雄牛（ムートン）」がこのシャトーのシンボルとなりました。 ロスチャイルドのイギリス分家であるナタニエル男爵が、ムートンの地を購入したのは1853年、ボルドー格付けが制定された1855年よりも若干前のことでした。当時の取引価格によって第２級として格付けされましたが、1922年にシャトーを相続したフィリップ男爵はそれをよしとせず、第１級への昇格へ執念を燃やし続けます。

1924年には当時としては画期的なシャトー元詰めを導入、1930年代にはセカンドワインのはしりである「ムートン・カデ」を展開、1962年にはワイン美術館を立ち上げ、貴重なコレクションを一般公開しています。1973年には晴れて第１級に昇格し、その実力と功績に見合う地位を獲得するに至りました。厚みと渋みときめ細かさを持ち、香りはコーヒー、バニラ、ミント、なめし皮・・・味わいも香りも非常に複雑です。

1982年
ブレンド比率：カベルネ・ソーヴィニヨン77%、メルロー11%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%
樽熟成：80％～100％の新樽で18ヶ月
パーカーポイント：100点
ラベル作家：ジョン・ヒューストン
年平均生産量：約25000ケース