ヴィュ・シャトー・ラモットへ向かう途中の道を、右にそれ、 坂を上った先にあるのは、長く連なる、石塀。
脇に目をやると、いつの時代?と思わせる小道。
その石塀に挟まれた門扉の先に、静かにそびえたつ
ラベイ・ド・ラ・ソーヴ
ソーヴ村の大修道院
この地域一帯は Sauve-Majeure と呼ばれています。
ラテン語で大きな森の意味するとおり40~50万m² の敷地
その中で、遥か昔から立ち続けている、修道院の跡
実は、ここは歴史的にも、非常に重要な処。
スペイン ガリシア地方にあるキリスト教3大巡礼地
サン・ジャック・ド・コンポステルへの街道として、世界遺産に登録されています!
動画 「ソーヴ村修道院とボルドーの関係 」
(再生時間2分14秒)
かつて、広大な敷地の中に、修道院を中心として、一つの街へと発展。
いつしか、1200年代からは、ワイン造りも盛んに。
小雨ふる静かな「今」とは、対照的に多くの人々で賑わった「昔」
ある者は木陰で涼をとり、ある者は腰を下ろし、またあるものは説法を、 そして、奥にはカメの容器にから振舞われるワインが・・
気のせいか、そんな情景が見えてきます。
坂道の下に広がるは、ヴィュ・シャトー・ラモットの畑
畑からこの修道院が見える。
「歴史を感じさせる、文化を感じさせる、その地でワインを造っている!」
ヴィュ・シャトー・ラモットのオーナーのデヴィッドの言葉。
そんな、思いが 彼らのワイン造りに、更なる誇りを与えているから、 美味しいワインが出来る!? のです。
ボルドーのシャトー訪問で、ワイン文化の歴史の一片に触れたひと時でした!