ワインは製造法の分類で分けると一般的なワインはスティル・ワインと呼ばれます。
スティルワインとはワインの醸造行程が終わったときに炭酸ガスを残さないものをいいます。泡がたたないところから静かなワイン=スティルワインといわれるそうです。
そしてスティル・ワインに炭酸ガスを含ませて発泡させたのがご存知スパークリング・ワインです。
さらに分かりやすい分け方としては皆さんご存知の通り、色での区別です。赤ワイン、白ワイン、ロゼワインに分けられます。また、色以外の区分けとして、炭酸の入ったスパークリングワインもあります。
透き通った赤や濃い紫、赤褐色のワイン。赤ワインの味わいは、葡萄の持っている渋みと酸味の絶妙なバランスがとても深い味わいを作り出しています。
一般的に白ワインは赤ワインのような渋みがないので、初心者にも飲みやすいとされています。甘いものから辛いものまで様々な白ワインがあります。
キレイなピンク色のロゼワインはムード満点。黒葡萄が使われることが多く、ロゼの色は黒葡萄の果皮の色を利用したりして作られているそうです。
炭酸の入った発泡性のワイン。シャンパンが有名で、スパークリングワインの総称のように言われますが、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみに許される名称です。
ワインのラベルはエチケットと呼ばれます。ここには、ワインの名前だけでなく、様々な情報が盛り込まれています。
といったように様々な情報を知る事ができます。デザインも様々なものがあり、それらを楽しむのもよいでしょう。
ワインにはそれぞれ個性があり、様々な味を持ちます。ワインの個性を決める4つのポイントをご紹介します。
ワインの味は造り手の個性や感性に大きく左右されます。葡萄の栽培はもちろん、品種のブレンドの割合まで、造り手によるこだわりが個性的な味のワインを作り出します。
どの生産者もみんな自分のワインが世界一と自信を持っている強者揃い(?)
ワインは生産地の条件によって味が変わってきます。ワインは世界各地で栽培されていますが、葡萄が育つのに適している環境となると限られてきます。
主な気象条件としては、気温、日照時間、年間降水量などの影響があげられます。
フランスボルドーのワインを例に挙げると、ほとんどがカベルネ・ソーヴィニョンを中心に、葡萄品種を2種以上ブレンドしてワインを作ります。
しかしながら、それぞれの品種を混ぜる割合等により微妙に味わいが変化していきます。それにより様々な個性的な味わいのワインが生まれるのです。
ボルドーではカベルネ・フランやメルロなどがよくブレンドされます。
ヴィンテージというのは原料の葡萄が収穫された年を示すものですが、気候が激しい地域では天候による影響が大きく、味の違いが出やすくなります。
天気のいい日が続いた年は当たり年と言われるようです。これは葡萄がよく熟すので、糖度の高い濃厚な味のワインの生産が可能になる、といわれています。