2014年9月度頒布会テイスティングレポート 3/3 【シャトー・ラ・ジョンカード・黒ラベル 2008年】

9月度 頒布会ワイン・レポート3/3
「 シャトー・ラ・ジョンカード・黒ラベル 2008年 」

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週は、シャトー・ラ・ジョンカード・黒ラベル2008年をご紹介します。



シャトー・ラ・ジョンカード・黒ラベル2008年


ボルドーAOC
メルロー:50%
カベルネ・ソーヴィニョン:50%



シャトー・ラ・ジョンカード・黒ラベル


樹齢35-45年の成熟した木から、取れたブドウを使用。

満足度no.1!各界著名人もお気に入りの大人気ワイン。白ラベルに比べコクもあり、今でも十分楽しめる。スマートだが非常にしっかりしたボディ。キレのある余韻。


【外観】
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。

エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。

粘性はしっかりと厚みのあるレッグスがみられる事から、 アルコールが十分にのったフルボディーである事が分かります。



【香り】
スミレの花、ブルベリージャム、熟したプラム。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。

グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。  
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、

インクのような香りも感じられます。香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。


【味わい】
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。

酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。 タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。

まさにこれから飲み頃を迎えるといったところでしょう。


【料理】
合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、少しクセのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、ウオッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。

濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘みのある料理との相性は特にお薦めです。

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