8月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「シャトー・ルボスク2010年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は、エリゼ宮御用達ワイナリーが放つ、極上の赤ワイン「シャトー・ルボスク2010年」をご紹介します
シャトー・ルボスク2010年
AOCメドック/クリュ・ブルジョワ
カベルネ・ソーヴィニョン:62%
メルロー:26%
カベルネ・フラン:7%
プティヴェルド;5%
赤ワイン・辛口・フルボディ
エリゼ宮(仏大統領官邸)御用達!
数々の賞を受賞、各ワイン雑誌でも高い評価を受けた高品質ワイン。
「ル・ボスク」とは「高い場所」という意味を持ちます。 ガロンヌ川に面した左岸の丘の上、海抜25mの高さにシャトールボスクは建っています。 シャトールボスクのワイン畑は早熟で、微細気候(その地域独特の気象条件)を持っています。
葡萄の樹齢30年、新樽比率15-20% 安定感のあるクラシックなスタイルながらもフレッシュで生き生きとした果実味にもあふれたワインです。
クリュ・ブルジョワ
もとは1855年のメドック格付け(1級から5級)に順ずる格付けとして非公式に制定されました。 紆余曲折を経て、2009年からは公式な制度として 新たに始められ、2010年は267のシャトーが認証されています。
【外観】
黒味の強い、凝縮感あるガーネット。
グラスとワインの接点を見ると、 グラデーションはほとんど出ていません。
透明な層が分厚い事から、 まだ若い、それでいてアルコールがのったフル・ボディ・タイプである事が分かります。
【香り】コルクを開けてすぐはやや閉じた印象。
フルーツの香りが全面に出てくると言うよりは、土っぽさや樽を焼いた香ばしい香りが先に出て、その後に良く熟した黒系のフルーツ(カシスやプラム)の香りが追いついてくるような感じです。
焼いた香りも全面に出ているものの、それが出すぎている程ではなく、落ち着いています。
それが段々と強くなってくる、カベルネ・ソーヴィニヨンに特徴的なカシスの香りと一体となって心地良い印象です。
【味わい】
口当たりはなめらかでドライ。酸味は大人しく、甘くない黒蜜のような苦味を伴ったコクが残る。タンニンがしっかりしており、上顎のあたりでざらりとした質感を感じる。余韻は長く。
栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出てきます。
味わいには何とも言えない甘みが感じられ、より複雑味が出てきます。お召し上がりの20分前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し 更に味わい深さをお楽しみいただけます。
【料理】
贅沢ディナーのメインディッシュはもちろん手の込んだ、 しっかりとした味付けのお料理の最適なパートナーとして テーブルにワイン好きのお客様の(急な)おもてなしにもお薦めです。
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