MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は世界的に高い評価を得ているボルドーの「五大コート」 コート・ド・カスティヨンの赤ワイン、ピュイ・ランドリー 2001年をご紹介いたします。
Chateau Puy Landry 2001
ピュイ・ランドリー2001年
外観
黒味が中心にあるガーネット。ややグラデーションの幅が大きい。
透明感がすこし出始めている。飲み頃を迎えはじめている ことが判る。
エッジの部分は、赤・朱色・茶色がほんのり。
香り
八角、丁子などの甘・苦いスパイスの強い香り
グラスを回すとラズベリーのリキュール、スミレのドライフラワー。
徐々に、それらがあわさって香りのブーケが広がってきます。
熟成としての香りの始まりです。 ここでも、飲み頃を迎えていることを示しています。
味わい
なめらかな口当たり。これぞ熟成感。酸味が穏やかです。
果実味、コク、渋味がバランスよい。
質感のなめらかさのなかで果実味の甘さ旨さを 感じます。
また、ミネラルの鉄分・石灰もあります。それが、余韻の苦味につながっています。
これだけキレイな優等生的な熟成であれば、魚料理にもあわせ易いです。
白身魚や豚肉のソテーにトマトやドライトマトなどを使ったソースなどピッタリです。
圧縮コルクからいえることは、それほど長期熟成に向けて造られたワインではないということ。
でも、2001年から12年。飲みやすくなり、その真価を発揮できる時に めぐり合えたのは、良かったなぁと、飲みながら思います。
なめらかボルドーに乾杯です。