MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回は最後の3リットルワイン!!
MICHIGAMIワイン会でも大好評を頂いた、
WINE BAGの赤がついに登場です。
さっそくテイスティングでワインの紹介をしていきます。
シャトー・カントゥルー 2006年
外観
わずかに茶色味を帯びた深いガーネット色。
グラスの中心からエッジにかけて、ほんの少しですがグラデーションも見られます。
2006年といえば赤ワインにとって、それ程古いヴィンテージではありませんが、熟成による味わいの変化が出てきていると予想できます。
外観だけをみると、ボルドーではなくもっと暖かい、
南仏のワインに近い色合いをしています。
香り
まさに「スミレの花」という表現がぴったりの香りが印象的です。
この香りはグラスに注いですぐに感じられるストレートな香りですが、
香りが開いてくると、ブラックペッパー、アニス、ドライフラワーのような香りも出てきます。
香りのニュアンスはいろいろ感じられますが、
それらが複雑に絡まり合っているというよりも、一つ一つの香りが力強く、個性を主張しているような感覚です。
ボトリングされたワインでは、これから2年、3年と熟成するにしたがって、さらに複雑性が高まり妖艶な香りへと変化していく事が期待されます。
味わい
しっとりとした口当たりから、
酸味、果実味への流れがとてもスムーズです。
渋味を決めるタンニンはなめらかに落ち着いて、
ギスギスした感じもありません。
飲み疲れしないすっきりとしたコクの後から、
心地良い余韻と、口の中で感じる香りが華やかに残ります。
落ち着いた渋味と個性的な苦味が味わいの中心ですが、
全体が丸みを帯びてきています。
初めてボルドーワインを飲む人には、
ぴったりの飲みやすい赤ワインだと思います。
”限りなくシンプルでありながら、それでいて熟成のニュアンスをもった赤ワイン”
特徴ある苦味が味わいにアクセントを与え、
飲み手を飽きさせません。
一晩中、ずっと飲み続けていたいと思わせるワインです。
合わせる料理は、肉料理の王道、塩・胡椒をしっかり利かせた牛肉のステーキ。このワインと合わせるなら、しっかり焼いて少し焦げ目が付くぐらいの方が美味しく合わせられると思います。炭火で焼いた香ばしさが付けば、もう言う事なしです。
そのほか、さつま芋や人参などの根野菜を使った料理、シイタケや舞茸のきのこソテー、このワインの特徴は、野菜にもオールマイティーに合わせられるところです。
夏の暑さもピークを越え、これから徐々に、食べ物の美味しいシーズンが近づいてきます。
豪快に食べて、豪快に飲めるWINE BAG。ぜひ、BBQのお供にしたい一品です!