MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回のテーマは、もうすぐ訪れる「春」。
お花見、歓送迎会、ピクニック・・・暖かな陽光の中、 みんなで集まる機会も自然と増えるこの季節。 そんな季節にピッタリの、一足早い春を感じさせてくれるようなワインをご紹介いたします。
シャンパーニュ・シャルパンティエ・レゼルヴ
外観
輝きのある黄金色の中にきめ細やかな泡が立ち昇る。
暖かみをもったオレンジの色合いがわずかに溶け込み、 熟成の風味を期待させます。
レゼルヴとは、生産者が特別に寝かせておいたワインという意味。 まさに「とっておき」のシャンパーニュ。 クリーミーな泡は持続性が長く、非常に美しい。
切れ目なく立ち昇る泡を見ていると、 なんだかこちらまで楽しい気持ちになってきますね。
香り
栗、ブリオッシュ、ナッツの香ばしい香り。
「ゴールデンデリシャス」のような黄色いリンゴの芳醇な香りが複雑に混ざり合っている。強めのホワイトペッパーの香りも。
シャンパーニュ特有のイースト香、酵母の香りもしっかりあります。
味わい
ふくよかで豊満。
ゆたかな果実味とひかえめな酸味がバランスのよい骨格を作り、 全体としてよくまとまっている。
シャルドネ主体のシャープでキレのあるタイプとは対照的な味わい。
収穫された黒ぶどうの色が、 濃く抽出されない程度にやさしく絞られたジュースには、ぶどう皮がもつ酸味と渋味がやわらかくとり込まれている。
そこに果実の自然な旨味、発酵による複雑な旨味が見事に合わさり、 それらの要素がしっかりとしたコクのある味わいを生み出している。
食前酒として飲むよりも、なにか料理とあわせて楽しみたいシャンパーニュ。
適度な果汁の風味があるので、魚介よりも鶏肉、それもすこしクセのある鴨肉がピッタリだと思います。 爽やかな苦味、しっかりとしたコクのある部分は 鴨肉のローストにあうと思います。
これから旬を迎えるタケノコとも、旨味ある味わいがミネラルの苦味とともに引き立てあいます。
華やかなイメージのシャンパーニュ。
しかしこのシャンパーニュは、食事と合わせる事を意識して、
本来のワインが持つ役割を目指して造られているのかもしれません。