2023年4月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
「フランスの味!特製リエット」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
4月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット |
特選 ワインセット (月々7,500円) ■特製リエット ■デュック・ダンリ ■ラーム・ドゥ・ローズ2019年 ■ジョンカード紅白ラベル2008年 |
をお届けさせて頂きました。
今週は「特製リエット」のご紹介です。
日本には無い、フランスで食べたあの味!
渋谷ヴァンセーヌ元オーナーシェフ酒井さんに特別に作っていただいたリエットです。
私は前々から日本にあるリエットは色々こねくり回していて、魚とか野菜とか、また、三ツ星レストランで作られたものなど上品で美味しいのですが1週間たった後に記憶に残るような味わいではないな、と感じていました。
我々がフランスで食べていたリエットはもっと粗野といいますか、豚の肉と脂で造るんです。
ただ、残念な事にこの味わいのものは日本中にないんです。
そこで私の知り合いの酒井さんという、昔パリの東京銀行の支店の横にあったお店サンタンヌというレストランでシェフをやっていらっしゃった方で、後に渋谷のヴァンセーヌというお店でオーナーシェフをやられ、その後、赤坂でビストロ パラザというお店をやられました、80歳過ぎでもうすでに引退していますけれども。
この方に是非フランスと同じものを作って下さい、とお願いして特別に作っていただきました。
これは私が高校時代フランスでずっと食べていたもの(味)です。
このリエットはフランスに住んでいた事のある人は皆さん絶賛します!決して高価なものではございませんが、すごく美味しいです。
【動画】日本には無いフランスの味!の特製リエット(3分55秒)
⇒ https://youtu.be/uXRWvEcQQ70
これはどちらかというと赤ワイン向きかと思います。やはり濃厚なんです。だから強いて言えばですね、貴腐ワインというか甘いワインも合いますね。基本的には赤ワインが合うのかなと思います。
このリエットをパンにべったりと塗って食べるのがお薦めです。
日本のパンはグニャっとなる顎が外れそうになるパンですけども、そうではなくフランスのパリパリとミルフィーユみたいにバリバリと弾けるようなパンがいいんですけど、それは日本にはないですし湿気も多いですので。
本当はフルートという細いのが良いのですが、バゲットでも結構です。
こちらを半分にカットしまして、中にスジを入れそれをオーブンで焦がします。そして焦がした上にこのリエットをたっぷり塗りつけます。
そして私の場合、エンダイブ、ちょっと苦味のある野菜、これはネットで買えます。
明治屋さんとか紀伊国屋さんで散々探して全然最近手に入らないという声もありましたが、このエンダイブをバゲットに挟んで食べます。
残りはサラダに使うんですけれども、これは塩胡椒は振らず、レモンを思い切り絞って大体1個から1個半、そしてオリーブオイル。
それでも味が足りないと思う場合は、ロックフォールチーズ、あるいはゴルゴンゾーラチーズ、イタリアのそういったものでも結構です。
それでも足りない場合はスペインの生ハム、ハモンイベリコベジョータを細かく削って振りかけるのも美味しいです。
このサラダに関して言うと赤ワインではなく、ロゼワインでもいけるのではないでしょうか。
Larmes de Rose(ラーム・ドゥ・ローズ)です。今流行りのですね!非常に美味しいです。
ロックフォールチーズもゴルゴンゾーラチーズも、このリエットも冷凍ができます。冷凍したら半年間は持ちます。全然問題ないです。
普通のパテとかとは違って非常にしっかりとしています。 ぜひぜひお試し下さい。