2023年1月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「ヴィニョーブル・ラトゥース キュヴェ・スペシャルL2015年」
「ブルゴーニュ・アリゴテ2020年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は
ヴィニョーブル・ラトゥース キュヴェ・スペシャルL2015年、ブルゴーニュ・アリゴテ2020年のテイスティングレポートをお届けします。
樽香豊かな白ワイン
切れ味もしっかりとあるミディアムボディの辛口
鮮やかな黄色を帯び、照り、輝きのある濃い色調といったところでしょうか。
凝縮度の高いブドウを用い、樽発酵、樽熟成などで熟成された高品質な白ワインに見受けられる色合いです。
色調と同じように、色の濃いフルーツが目に浮かびます。
花の蜜、蜂蜜、よく熟したあんず、マンゴー、カリン等。
温度が上がるにつれさらに香りが上がってきます。
樽由来のバニラの香り。甘い香りだけでなく、ソーヴィニョン・ブランが主体だからでしょうか。
フレッシュなハーブ、ディルやタイムなどとかすかにスパイスの香りも感じられます。
ただボリュームがあるだけではなくフランスらしいしっかりとした酸味。
それがあるのでただ甘いだけではなく、バランスが取れた白ワインだと思います。
しっかりとした果実味からくるワインの甘さ、それを支える樽の風味、苦味、そして酸味。
ボルドーは白ワインの格付はきちんと整備されてはおりませんが、もしきちんと格付が整備されるならばこちらの 「ヴィニョーブル・ラトゥース・キュヴェ・スペシャルL」は「グラン・クリュ」クラスの白ワインではないでしょうか。
ボルドーの白ワインの優れているところはミネラル感がしっかりある事ではないでしょうか。
濃い白ワインでここまでしっかりとしたミネラルがある産地は、世界でも珍しいと思います。
AOCブルゴーニュ・アリゴテ
アリゴテ:100%
AOCブルゴーニュ・アリゴテはブルゴーニュ全域で栽培されたアリゴテ種を使った白ワインに限られます。
こちらのワインは日本食との相性にも優れているアリゴテの酸味を存分に味わえる、アリゴテ単一品種によって作られています。
シャルキュトリー(ハム、ソーセージ、パテ・ド・カンパーニュ、テリーヌ、リエット)、魚のフライ、アンドゥイレット(豚肉の燻製ソーセージ)、蒸しムール貝やロブスターのグリルなども◎