2022年11月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
「アルゼンチン産 牛肉」
「ジョンカード赤ラベル1999年」
「ジョンカード赤ラベル2010年」
「ジョンカード紅白ラベル2010年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回は
特選ワインセットの方に、「お肉」と「ワイン塩」をおつけさせていただきました!!
※お肉はアルゼンチン産です。
11月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット |
特選 ワインセット (月々7,500円) ■アルゼンチン産牛肉 ■サンギュリエ・マルベック2019年 ■シャトー・ルボスク2010年 ■ジョンカード赤ラベル1999年 |
選り抜き ワイン2本セット (月々6,000円) ■シャトー・ロシェール・カロン2017年 ■コート・ド・ロシューズ 2014年 |
をお届けさせて頂きました。
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2010年、シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2010年、シャトー・ロシェール・カロン2017年、コート・ド・ロシューズ2014年は現在一般販売をしておりません。
今回特別にお届け致しました。
お肉のお薦めの焼き方を紹介します。
下記 YouTubeからでもご覧いただくことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=qFoHLnG6IvE
和牛は鉄板焼きで有名ですが、グリルにおいては何と言ってもアルゼンチン・パタゴニアの肉です。
2番目がボルドーのアントルコート(牛肉の部位)。
まだあまり世に出回っていませんが、3年あまり前にアルゼンチン肉が輸入解禁になりました。
ボルドーのメルローが牛肉に非常に合います。
白ラベル及び黒ラベルは80%がメルローです。
紅白ラベルが約50%がメルローです。
是非メルローに漬けた塩をふりかけてブラックペッパーで召し上がってみて下さい。
肉は脂の部分から焼いて頂き、レア状態に焼き上がりましたら火を止めてフライパンに網をかぶせその上に肉を乗せて下さい。
数十秒でミディアム レア(セニョン)、血が出るか出ないかの状態ですが、私は個人的にこの状態が一番好きです。
決してソースなど作らず、塩・胡椒で召し上がって下さい。
そうすると、昔ながらの手作りのシャトー・ラ・ジョンカードが更に楽しめます。
肉は表面はしっかり焼いて良いと思います。ただ、同じ場所を2度も3度も焼くのはお薦めできません。基本はまず脂から焼いていきます。
お好みですが私の場合はニンニクを相当入れます。
お肉はやはり強火で焼いてみて下さい。
ある程度焼けましたら火を切って網の上にお肉を乗せます。そして冷まします。
焼き続けると肉は固くなってしまいます。
網に乗せますとブワーッと肉が伸びるかのように柔らかくなります。ぜひ試してみて下さい。
今回皆様に是非試していただきたくお送りさせて頂いたのがメルローのワインにつけた塩です。
これを肉の上に振り掛けて頂いて、あとはブラックペッパー。ソースとかそういうのにこだわらず、こうしたシンプルなものが一番美味しいです。
やはりボルドーワインというと多少渋味を感じます。
塩・胡椒・脂身となりますとこの渋いワインに非常に合います。そうするとそれが旨味になります。私はそれが非常に好きです。
今回、是非美味しいワインと美味しいお肉を味わっていただきたいと思いお送りさせていただきました。
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル」
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの1時間位前に開栓しておくと香りが開き、コクの風味にまろやかさが増し更に味わい深さをお楽しみいただけます。
濃縮されたコクのあるしっかりした味わいだから抜栓して翌日飲んだ方が美味しいくらいです。
翌々日でも美味しいでしょう。
非常にバランスの取れた品のある味わい深い葡萄酒です。
しっかりした料理と合わせて、ゆっくりと時間をかけて味わいの変化をお楽しみください。
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
中心からエッジまで黒味が強く、グラスの向こう側は全く見えません。
エッジ(縁)の部分に、ピンク、赤色が見えます。
グラデーションはほとんど出ておらず、強い味わいであることが予想されます。
カシスやブラック・ベリーの果実の香りです。
グラスを廻していくと、スミレの香り、後半ブラックペッパーのスパイスの香りも感じられます。
果実味のコクと渋味成分があわさり、 酸味は目立たないが、味の張りを調えています。
渋味成分のタンニンが非常に豊かで、口に留めると、歯茎を引き締める収斂性、痺れるような感覚があります。
この部分が余韻にも、スパイシーさとなって現われてきます。
また、舌にミネラルの苦味、鉄分と石灰系の苦味を感じます。
栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出て、味わいには何とも言えない甘みが感じられ、より複雑味が出てきます。
それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。
この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。
チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。
特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・
熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、インクのような香りも感じられます。
香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。
タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。。
こちらの紅白ラベルは抜栓して30~1時間程たってから飲むと更に美味しく、翌日の方が美味しいことも。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。