2022年8月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
「パレタ・セラーナ・スライス」
「マコン ソルトレ=プイィ パスカル・ルノー 2018年」
「ラーム・ドゥ・ローズ2019年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は「パレタ・セラーナ・スライス」「マコン ソルトレ=プイィ パスカル・ルノー 2018年」「ラーム・ドゥ・ローズ2019年」のレポートをお届けします。
パレタ・セラーナ・スライス
スペインの代表的な白豚生ハム「ハモンセラーノ」こちらは前脚を熟成させた「パレタセラーナ」です。
ハモン(後脚)に比べて脂身控えめで、あっさりした味わい。熟成期間16ケ月以上の長期熟成(グランレゼルバ)
スライスの間にビニールシートがはさまっております。
肉の脂でシートがずれている場合がございますが、ビニールシートをしっかりはがしてお召し上がり下さい。
常温でしばらくおいてから、ビニールからはずしますときれいに肉がはずれます
AOCブルゴーニュ・マコン・ソルトレ
シャルドネ:100%
マコンはフランス東部ブルゴーニュ地方、マコネ地区にあるワイン産地。
シャルドネから造られる高品質ワインで知られています。
ライム、バター、白桃がとても濃厚に香る。白胡椒。
レモンのようなフレッシュさがあり、新鮮なブドウ、上質なワインで、 ブルゴーニュ白ワインのストレートな味わいをお楽しみいただけます。
黒ぶどうから色合いと渋味、そして果実味がしっかりと抽出されていると予想できます。
柑橘系のニュアンスを含んだ白い花の香り、そこから野菜のような少し青っぽい香り、熟す前のトマト、青ピーマン、パプリカ、アスパラガス・・・
濃い緑色をした野菜の香りが中核にあります。
時間が経過するとさくらんぼ、ゆすら梅のようなやや甘酸っぱい香りも出てきました。
爽快な果実味が心地よく、偉大なボルドーの赤ワインを生み出すメルローやカベルネ・ソーヴィニョンから造られているとは到底思えない爽やかな辛口ロゼワインです。
酸味が全体を引き締め、洗練された飲みやすさがあります。
渋味は控え目でおとなしく、ロワールのロゼ・ダンジュのような「ロゼは甘口」というイメージを引っくり返す非常にシャープな口当たりです。
ロゼ独特の粉っぽさというか、まとわりつくような質感がなく、さらっとした中にしっかりとしたミネラルの存在感があり、絶妙のバランスを整えています。
ラーム・ドゥ・ローズの特徴はなんと言ってもこのミネラル感!
ボルドーの白では合わせずらい、海老を使った料理や、中華料理全般、炒め物など油をしっかり使う料理との相性は特にお薦めです。
口の中にとどめると、わずかに感じるピリピリとしたスパイシーな刺激が感じられます、この刺激があるから肉料理にも合わせられます、塩味を利かせた肉料理にぴったりです。
ハムとチーズ、刻みキャベツたっぷりのトルティーヤやオープンサンド、フィンガーフード、揚げ物、ブイヤベース、トマトソースの料理、四川料理などなど、とにかく使い勝手いい万能なロゼワインです。