2022年5月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「デュック・ダンリ」
「シャトー・ラモット2019年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週はデュック・ダンリ、シャトー・ラモット2019年 のテイスティングレポートをお届けします。
デュック・ダンリ
ブルゴーニュ地方
アイレン
炭酸の存在感を主張する力強い泡立ち。
複雑味を抑えた爽やかな味わいに仕上がっています。
それから青りんごや洋ナシ。
色合いや香りからも十分に 爽やかさが伝わってきます。
時間が経ってワインの温度が 上昇してくると、 クラッカーの様な乾いた香りも出てきます。
清涼感をともなうほのかな苦味もあります。
酸味は香りからとれるイメージのままに、 スウィーティーや青りんごを絞ったようなフレッシュで果実味に富んだ味わい。
この酸味が後味に感じる心地よい甘味へとつながっていきます。
舌に感じる塩味・石灰のようなミネラル感が、 ただの爽やかで終わらず、その存在感を示しています。
余韻に感じるほのかな甘みが全体の印象をさらに爽やかなものへと昇華させています。
甘口スパークリング・ワインにありがちな、しつこい甘さではなく、 飲み込んだ後にわずかに感じる甘い果実味、 清涼感をともなったミントキャンディーのような甘さです。
このデュック・ダンリというスパークリング・ワインは【アイレン】というブドウ品種を100%使用しています。
豊かな果実味と清涼感を感じさせる味わいが、 食前酒だけにとどまらず、様々なシーンに活躍してくれます。
ジェノベーゼ・パスタ、豚肉鶏肉の香草パン粉焼きなど 野菜・ハーブとの相性も楽しめます。
ヴィュ・シャトー・ラモット2019年
ボルドーAOC
ソーヴィニョン・ブラン:60% セミヨン:40%
色の濃さがない事から、樽で風味をつけたものでない事、 また長い熟成を経たワインでない事が分かります。
白ワインは、熟成していくと黄色味が濃くなり、最終的に茶褐色へと変化していきます。
このワインは若くて、ストレートな果実味が特徴である事が色からもわかります。
このハーブのような香り、少し燻したようなスパイシーな香りは、 ソーヴィニヨン・ブランという品種の特徴的な香りでもあります。
しっかりとした酸味に果実味、 そしてコクが続き、味わいを構成している。
ミネラル分の苦みもほのかに感じる.
余韻は心地よい苦み、塩味、コクがバランスよく残り、切れ味がよい
焼き白身魚、オリーブオイルやレモンライムと魚介系のオードブル全般、白身魚のカルパッチョシーフードパスタ、エビ、カニなどの料理、グラタン、 焼き鳥 塩 爽やかな飲み口にコクを感じさせるのこのワインは料理を選びません。
軽やかな味わいの食事との相性は抜群ですし、コクのある料理に対するアクセントとしても、その魅力をお楽しみいただけます。