2022年3月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「シャトー・ビュイソンルドン2016年」
「ドメーヌ・ニコラ・ヴァロン2016年」
「シャトー・ルボスク2010年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
Wine enthusiast のジャーナリスト、ワイン評論家ロジャー・ボスはこのワインに88ポイントの高評価!
伝統的なボルドーのワイン醸造技術を駆使し、オーク樽で熟成させ、このワインに滑らかさと優雅さをもたらせています。
豊かなタンニンに加え、濃密な黒プラムのフレーバーとジューシーな酸味を持つ木樽熟成ワインです。
ワインのスパイシーさと酸味、渋味がしっかりとして果実味を表現しています。
まろやかなプラムの香りが鼻腔を抜けていきます。
柔らかく落ち着いた味わいのボルドーワイン。タンニンは穏やかに感じます。
ほんの少しオーク樽熟成を感じ、フレッシュで甘いスグリの味わいが素敵な優雅さをもたらせています。
細やかなタンニンとミネラルのフレッシュさが口いっぱいに広がります。
AOCコート・デュ・ローヌ
グルナッシュ:80% シラー:15% サンソー:5%
こちらはロバート・パーカーによるパーカーポイント92点です!
またローヌ系のワインを得意とする元Wine AdvocateのJeb Dunnuckが立ち上げたJeb dunnuck.comでも90ポイントの評価を得ています。
生産者は、伝統的なワイン造りを守りつつ、最新の技術も取り入れ今ではミシュラン3つ星レストランのワインリスト常連(パリのGUY SAVOY、パリのフォーシーズンズホテルのLE CINQ、サン=ボネ=ル=フォワのREGIS ET JACQUES MARCONなど)となり、様々なワインコンテストやワイン評論家より高い評価を受けています。
鼻腔をフレッシュな赤い果実の香りが抜ける。ダークチョコレート、胡椒。
豊かな風味、素晴らしい仕上がりで、ドライな後味も秀逸。
シャトー名でもある、「ルボスク」とは「高い場所」という意味を持ち、 ジロンド川に面した左岸の丘の上、海抜25mの高さにシャトー・ルボスクは建っています。
太陽の光とともに川からの反射熱で葡萄は完熟し、 高い場所は水捌けに優れるため、ワイン用の葡萄を育てるうえで 最高の条件を兼ね備えているといえます。
造り手のジャン・ミッシェル・ラパリュが 「より身近に、美味しいワインを」を コンセプトに 誠心誠意作りあげた渾身の力作です!
グラスとワインの接点を見ると、グラデーションはほとんど出ていません。
透明な層が分厚い事から、まだ若く、 それでいてアルコールがのったフルボディ・タイプである事が分かります。
このトーストのような香りは、樽からのロースト香がワインに溶け込んだものです。
ワイン全体の香りにアクセントとふくらみを与えています。
この香りは栓を抜いてから20分から2時間ぐらいの間がもっとも強く出ます。
酸味は大人しく、甘くない黒蜜のような苦味を伴ったコクが残ります。
口の中でワインを広げていくとタンニンはしっかりしており、 上顎のあたりで”ざらり”とした質感を感じます。
若干、喉に引っかかるようなクセがありますが、 「イガイガ」とか「ギシギシ」といったネガティブな印象ではなく、 心地良い個性として感じる事が出来ます。
余韻は長く、エスプレッソのような苦味が口の中に残ります。