2021年9月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2010年、2014年、2015年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
9月の頒布会は、こちらをお届けさせて頂きました。
極上 赤ワインセット |
特選 ワインセット (月々7,500円) ■「ヴィュ・シャトー・ラモット2019年」 ■「ラーム・ドゥ・ローズ 2019年」 ■「ジョンカード黒ラベル2017年」 ■「icemonaco」 |
選り抜き ワイン2本セット (月々6,000円) ■「ラーム・ドゥ・ローズ 2019年」 ■「icemonaco」 ■「シャトー・ラ・ブランヌ2016年」 |
をお届けさせて頂きました。
「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2010年、2014年、2015年」「シャトー・ラ・ブランヌ2016年」は現在一般販売をしておりません。今回頒布会会員様へ特別お届けさせていただきました。
今週は極上赤ワインセットより、「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2010年、2014年、2015年」のテイスティングレポートをお届けします。
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2010年、2014年、2015年
ボルドーAOC
メルロー:50% カベルネ・ソーヴィニョン:50%
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、 アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。
開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・
熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、インクのような香りも感じられます。
香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、 全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。
タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。。
こちらの紅白ラベルは抜栓して30~1時間程たってから飲むと更に美味しく、翌日の方が美味しいことも。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。