12月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「シャンパーニュ・ジョヴェール・ジラルダン」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は特選ワインセットより
「シャンパーニュ・ジョヴェール・ジラルダン」のテイスティングレポートをお届けいたします。
成田空港内エールフランス航空ファーストクラス専用ラウンジにて 採用されていたフランスでも特別なシャンパン。
マーテルグループが作ったイチ推し。シンガポール航空のファーストクラスでも取り扱われています。
【外観】
金色に輝く鮮やかなレモン色です。
泡は細かく上品で、金色を背景にして長いネックレスのように上昇し続けます。
【香り】
香りはフルーティ、ドライフルーツと白い花の程良い香りに、
ほのかに焼きたてのパンの香りがふわっと香ります。
【味わい】
辛口で、爽やかな酸味があります。
味わいはブリオッシュと大麦糖のような旨味。
口当たりは歯切れよく、レモンの風味が感じられます。
生き生きとしているワインで、風味のある新鮮さを伴った非常に鮮やかで強くしっかりとした味わいです。
ブドウはピノ・ノワール60%に、新鮮さと果実味を加えるピノ・ムニエ30%と、 香りの良いパンの風味をほのかに感じさせるシャルドネ10%が柔らかさを演出します。
【より美味しく味わうには】
冷蔵庫などで冷やして。氷水を入れたクーラーを使う際には、冷やしすぎに注意してください。
フルートグラスや、フルート型で、やや大きめのグラスをお薦めします。
シャンパーニュがやわらかい泡の質感や喉越しから、 食前酒として相応しいのは周知の事です。
しかし、大手シャンパン・メーカーのブランド戦略も手伝ってか、 日本のホテル・レストランでは 「シャンパン=食前酒」というイメージの押し付けが強すぎるように感じるのです。
私は披露宴などに呼ばれて、乾杯酒にシャンパーニュが出てきて、 しかもそれが美味しかったりすると、後はほとんどずっーと最後までシャンパーニュを飲んでいます。
途中、メインデッシュのお肉辺りで赤に替える事もありますが、 デザートの時にはまたシャンパーニュに戻ります。
ヨーロッパ、特にフランスではシャンパーニュは食後酒としても、当たり前に飲まれる事もあります。
シャンパン=食前酒というイメージにとらわれず、 自分なりの美味しい飲み方を見つけてみてはいかがでしょうか?
【料理】
このジョヴェール・ジラルダンはしっかりと力強い味わいの為、
食前酒としてよりもむしろ料理と一緒に合わせて楽しむのがお薦めです。
特に生魚(寿司や刺身)や焼き魚との組み合わせは素晴らしいです。
また、オーブンで焼いた白肉(鶏の胸肉、子牛や豚などの肉)と野菜との組み合わせも美味しくお楽しみ頂けます。