11月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「【木箱入り】シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は特選ワインセットより
「【木箱入り】シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年(木箱入り)
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、 更に深い味わいをお楽しみいただけます
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
【外観】
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。
【香り】
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。
グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。
そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。
さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。
ほんの少し、湿った土のような香りもあります。
【味わい】
口当たりはなめらか。
ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。
酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、 甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。
香りと味わいのギャップがかなり大きいです。
時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。
後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。