2019年 10月度 頒布会レポート 2/3



10月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年(木箱入り)」
「コート・ド・ロシューズ2014年」



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週は 「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年(木箱入り)」、「コート・ド・ロシューズ2014年」

のテイスティングレポートをお届けいたします。


シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年/2000年(木箱入り)
フランス国旗 ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%

シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2009年

お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、 更に深い味わいをお楽しみいただけます

成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」

エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質

【外観】
濃く、美しいガーネット色。

中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。

粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。

【香り】
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。

グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。

ダークチェリーの熟した香り。

そこにカシスリキュールのような、凝縮した甘いニュアンスも加わります。

さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。

ほんの少し、湿った土のような香りもあります。

【味わい】
口当たりはなめらか。

ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。

口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。

酸味がキレイに口の中で広がっていく。

果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。

香りと味わいのギャップがかなり大きいです。

時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。

厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。

後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。

ミネラルの苦味もアクセントになっている。

不思議な重厚感をもったワインと言えます。


コート・ド・ロシューズ 2014年

AOCサンテミリオン・グラン・クリュ
メルロー:65% カベルネ・ソーヴィニョン:25% カベルネ・フラン:15%

コート・ド・ロシューズ

歴史有る高級赤ワインの産地、サンテミリオンの特別級グラン・クリュ。

非常に優れたメルロー種を産出する地域のグラン・クリュならではの高品質な味わいをお楽しみ下さい。

【外観】
黒みを帯びた紫色。

【香り】
ブラックベリーやラズベリーの香りにスパイスのニュアンスや燻製香も感じ取れます。

ドライチェリーを彷彿とさせながら、タイムやローズマリーなどのハーブの香りも立ち上がります。

スパイスではシナモンなどの印象も。

【味わい】
口当たりやや強く、アルコールは豊かなボリューム感を持つ。

収斂性はほとんどなく、程よい酸味とのバランスが心地よい。

メルロー主体のスマートかつ豊満な印象は、 これぞまさにサンテミリオンの王道、といった味わい。

【料理】
肉料理、鰻重、リヨン風クネルソースナンチュア 八つ目鰻のボルドー風 etc.