2019年1月度 頒布会ワイン・レポート 2/3



1月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1990年【木箱入り】」



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週は
極上赤ワインセットの中から、

シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1990年【木箱入り】

のテイスティングレポートをお届けいたします。



シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1990年【木箱入り】


お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、 更に深い味わいをお楽しみいただけます。

ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%

シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ


【外観】
グラスの中に、紅葉の微妙な色調の変化を少しずつ詰め込んだような、不思議と温かみを感じさせる色合いです。

長き年月を経て、ワインに透明感をもった輝きが出ています。


【香り】
ボトルを開け、グラスに注ぐと、辺りに漂う複雑で時に甘さを感じさせる、華やかな香り。

香りのボリュームをしっかりと感じます。

様々な香りが現れては、徐々に混ざり合っていき、えもいわれぬ熟成香を発しています。

ナッツのような、香りがそれです。 徐々に甘いキャンディーのような香りも現れてきます。


【味わい】
しっかりと、ふくよかな口当たり。

果実味のコクと渋味成分があわさり、酸味は目立たないが、味の張りを調えています。

渋味成分のタンニンが非常に豊かで、口に留めると、歯茎を引き締める収斂性、痺れるような感覚があります。

この部分が余韻にも、スパイシーさとなって現われてきます。

また、舌にミネラルの苦味、鉄分と石灰系の苦味を感じます。

栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出て、味わいには何とも言えない甘みが感じられ、より複雑味が出てきます。


【料理】
お肉の赤身、脂身、塩・胡椒の味付けに非常に良く合います。

それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。

この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。

チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。

特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。