2018年4月度 頒布会ワイン・レポート 3/3

4月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2009年


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週は極上 赤ワインセットの中から、 シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2009年 のテイスティングレポートをお届けいたします。

※シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル【2009年】は現在一般販売を行っていません。

今回頒布会会員様極上赤ワインコースのみに特別お届けさせて頂きました。



シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2009年
フランス国旗 ボルドーAOC
メルロー:20%
カベルネ・ソーヴィニョン:75%
カベルネ・フラン:5%


シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2009年

お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、更に深い味わいをお楽しみいただけます

成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」

エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質

良年にしか造られないジョンカード赤ラベル。

ジョンカード2009年
が時間が経つにつれてとても美味しくなっていった事を考えると、赤ラベルの2009年の味わいもとても楽しみなところです。


【外観】
濃く、美しいガーネット色。

中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。

粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。


【香り】
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、 それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。

グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。

ダークチェリーの熟した香り。

そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。

さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。

ほんの少し、湿った土のような香りもあります。


【味わい】
口当たりはなめらか。

ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。

口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。

酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、 甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。

香りと味わいのギャップがかなり大きいです。

時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。

厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。

後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。

ミネラルの苦味もアクセントになっている。

不思議な重厚感をもったワインと言えます。