4月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ 2015年」
「シャトー・ラ・ジョンカード白ラベル 2014年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は
極上 赤ワインセットの中から、
シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ 2015年、
特選 ワインセットの中から
シャトー・ラ・ジョンカード白ラベル 2014年、
のテイスティングレポートをお届けいたします。
※シャトー・ドゥ・ラ・リーニュは現在一般販売を行っていません。
今回頒布会会員様のみに特別お届けさせて頂きました。
シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ 2015年
AOCボルドー ・シュペリウール
メルロー:60%
カベルネ・ソーヴィニョン:30%
カベルネ・フラン:10%
以前、2009年ヴィンテージが大人気だった
シャトー・ドゥ・ラ・リーニュが2015年ヴィンテージとして帰ってきました!
しっかりとしたボルドースタイルと果実味溢れるしなやかさで、バランス良い仕上がり。
シャトー・ドゥ・ラ・リーニュは1874年から現代に至るまで140年以上に渡ってワインを造り続ける由緒あるシャトーです。
【香り】
グラスにそそいでまず感じられるのは、
スミレ、プラム、ロースト・シナモンの香り。
開栓後すぐは香りが控えめな印象ですが、
時間の経過とともに華やかなブーケが感じられ、 飲み始めから飲み終わりまでの変化も楽しめます。
【味わい】
口当たりは非常に優しく、豊かな果実味が口の中に広がります。
酸味は適度で、タンニンも少なめの柔らかい印象です。
丸みある味わいでメルローらしい、まったりとした感じと
瑞々しいプラムの果実味を併せもったミディアム・ボディのワインです。
葡萄のブレンド比率は、
メルロー:60%
カベルネ・ソーヴィニヨン:30%
カベルネ・フラン:10%
伝統的なボルドー・ブレンドでありながら、
軽やかで飲みやすく、酸味と渋味のバランスが非常によく、まとまっています。
さらりした果実味の中に、酸味・渋味・コクが小気味よくおさまり、
開栓後30分ほどで口の中で感じる香りがより華やかに感じられます。
ボルドーワイン初心者から上級者まで、納得のいく味わいではないでしょうか。
シャトー・ラ・ジョンカード白ラベル 2014年
ボルドーAOC
メルロー:80%
カベルネ・ソーヴィニョン:20%
【外観】
紫と黒をあわせたような色鮮やかなルビー色。
ほんのりとグラデーション色の変化を感じます。
グラデーションがでてきているというのはワインの凝縮度感は強すぎではないということです。
エッジ(縁)の部分は、紫やピンクが見えます。中心部は黒味が強いです。
【香り】
ブラック・ベリー、カシス、キャンディー、ブルーベリーのコンポート。
赤い果実、ラズベリーやスグリの香り。
果実の香りに混ざってピーマンやしし唐の香りも。
持続性はやや短いですがしっかりと強く香ります。
グラスを回すと、果実の香りから、スミレの花、スパイスのブラックペッパーの香りへと変化します。
香りからも飲みやすさが感じられます。
【味わい】
非常に若々しく、パンチのある味わい。
酸味と果実味を感じるはつらつとした口当たり。
爽やかな果実味を感じます。
味わいの中心は、この果実味。
そこに渋味が絶妙にあわさってきています。
酸と果実味、渋味が全体の味わいを引き締めタイトなボディに感じます。
このタイプを飲むと、ボルドー赤ワインのエレガンスさを感じ取れます。軽すぎず、重すぎず。
柔らかく広がるのではなく、張り詰めている感じです、 そのバランスが最高に良いです。
余韻には果実味とほのか~なコクが心地よく残ります。
若々しさに溢れたミディアムボディの辛口。
今までボルドーワインを飲みつけていなかった方にも美味しく召し上がって頂けるワインです。
【料理】
比較的濃い目の味付けの料理との相性が良いです。
ハム、リエットなどの肉のオードブル、ピザ、グラタンなどのチーズを使った料理,ミートソースパスタ、ベーコンやソーセージ入りのトマトソースパスタ、 ローストビーフ、ステーキなどのシンプルな牛肉料理、ローストチキンならハーブ、スパイスを詰めたもの。
ソテーでも同様にハーブ、スパイスを使ったソースと併せて トマトを使った洋風鍋もお薦めです。