シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年 木箱入り
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
【外観】
凝縮した濃いルビー色。茶色い光沢もあります。
中心からエッジまで黒味が強く、グラスの向こう側は全く見えません。
エッジ(縁)の部分に、ピンク、赤色が見えます。
グラデーションはほとんど出ておらず、強い味わいであることが予想されます。
【香り】
最初からボリューム感に溢れた力強い香りがとれます。
葡萄がより完熟した事を示す、リキュールのような濃い香り。
カシスやブラック・ベリーの果実の香りです。
グラスを廻していくと、スミレの香り、後半ブラックペッパーのスパイスの香りも感じられます。
キノコの香りも感じられるのは20年以上のワインならでは。
【味わい】
しっかりと、ふくよかな口当たり。
果実味のコクと渋味成分があわさり、酸味は目立たないが、味の張りを調えています。
後20年もっと美味しくなる可能性もあるワインです。
渋味成分のタンニンが非常に豊かで、口に留めると、歯茎を引き締める収斂性、痺れるような感覚があります。
この部分が余韻にも、スパイシーさとなって現われてきます。
また、舌にミネラルの苦味、鉄分と石灰系の苦味を感じます。
栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出て、味わいには何とも言えない甘みが感じられ、より複雑味が出てきます。
【料理】
お肉の赤身、脂身、塩・胡椒の味付けに非常に良く合います。
それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。
チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。
特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2010年
ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル最新ヴィンテージ2010年!
お召し上がりの30分~1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、
更に深い味わいをお楽しみいただけます。
【外観】
ルビーレッド・濃いガーネットの美しい色。
安定した色調で、艶やかなニュアンスがあります。
鮮やかで、バランスが良いです。
【香り】
力強くたくましい香り。
果実本来の甘さのしのばせるフルーティーなニュアンスは豊かです。
長い熟成によるブラックベリー、桃、アプリコットのアロマ。
第三アロマはなめし皮、甘草と上品な樹木のほのかな香りが発展し始めたばかりのブーケ。
【味わい】
まろやかな果実味が魅力的なアタック。
味わいはリッチでデリケート、この上なくソフトなタンニンが感じられます。
若いワインのような強さを持ちながら、徐々に細かくて心地のいい味のニュアンスを表します。
2010年ながら、ジョンカード赤ラベルの場合はまだ少し早いといった印象。
もちろん現時点で飲んでも美味しいですが、やや硬い感じも受けます。
今後より柔らかくなり、もっともっと美味しくなる事が期待できます。
【料理】
この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。