7月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「クローズ・エルミタージュ・グエル-ヴァン ルージュ 2012年」
「ヴィュ・シャトー・ラモット ロゼ 2016年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は
極上 赤ワインセットの中から、、
「クローズ・エルミタージュ・グエル-ヴァン ルージュ 2012年」、
特選 ワインセットの中から、新入荷ヴィンテージの、
「ヴィュ・シャトー・ラモット ロゼ 2016年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。
「クローズ・エルミタージュ・グエル-ヴァン ルージュ 2012年」
クローズ・エルミタージュAOC
シラー
花崗岩(火成岩の一種)質の単一畑から収穫されたシラーを樽で熟成させています。
色合いはガーネット色。胡椒を中心とした複雑なスパイス香と滑らかな味わい。
ヴィュ・シャトー・ラモット ロゼ 2016年
ボルドーAOC
メルロー:40%
カベルネソーヴィニョン:30%
カベルネ・フラン:30%
【外観】
落ち着いた色合い。非常にクリアーで透明感があります。
黒ぶどうから色合いと渋味、そして
果実味が抽出されています。
【香り】
最初は果実香がおとなしく、白ワインに近いフローラルな
香りがでています。
柑橘系のニュアンスを含んだ白い花の香り、そこから野菜のような少し青っぽい香り、熟す前のトマト、青ピーマン、
パプリカ、アスパラガス・・・
濃い緑色をした野菜の香りが中核にあります。
時間が経過
するとさくらんぼ、ゆすら梅のようなやや甘酸っぱい香りも出てきました。
【味わい】
暑い日にはきりっと冷やして。
爽快な果実味が心地よく、偉大なボルドーの赤ワインを生み出すメルローやカベルネ・ソーヴィニョンから造られているとは到底思えない爽やかな辛口ロゼワインです。
酸味が全体を引き締め、洗練された飲みやすさがあります。
渋味は控え目でおとなしく、ロワールのロゼ・ダンジュのような「ロゼは甘口」というイメージを引っくり返す非常にシャープな口当たりです。
ロゼ独特の粉っぽさというか、まとわりつくような質感がなく、さらっとした中にしっかりとしたミネラルの存在感があり、絶妙のバランスを整えています。
シャトー・ラモットの特徴はなんと言ってもこのミネラル感!
【料理】
ミネラルの塩味が料理との相性を高め、縁の下の力持ち的な役回りを上手に演じているのです。
ボルドーの白では合わせずらい、海老を使った料理や、中華料理全般、炒め物など油をしっかり使う料理との相性は特にお薦めです。
口の中にとどめると、わずかに感じるピリピリとしたスパイシーな刺激が感じられます、
この刺激があるから肉料理にも合わせられます、塩味を利かせた肉料理にぴったりです。
ハムとチーズ、刻みキャベツたっぷりのトルティーヤやオープンサンド、
フィンガーフード、揚げ物、ブイヤベース、トマトソースの料理、四川料理などなど、とにかく使い勝手いい万能なロゼワインです。