2017年2月度 頒布会ワイン・レポート 2/2 「 シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2001年】【2002年】」

2月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
「 「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2001年】・【2002年】」

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週はその中から、
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2001年】」と「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2002年】」のテイスティングレポートをお届けいたします。



「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2001年】」

「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 【2002年】」

ボルドーAOC
カベルネソーヴィニョン75% / メルロー20% / カベルネ・フラン:5%

シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2014年

シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2014年

お召し上がりの30分から1時間前に開栓しておくとコクの風味にまろやかさが増し、更に深い味わいお楽しみいただけます。


【外観】
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。

粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。


【香り】
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、 それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。

グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。

ダークチェリーの熟した香り。そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。 さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。

ほんの少し、湿った土のような香りもあります。


【味わい】
口当たりはなめらか。 ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。

口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。

酸味がキレイに口の中で広がっていく。 果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、 渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。

甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、 舌が乾くようなドライな印象を受けます。香りと味わいのギャップがかなり大きいです。

時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。

厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。

後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。 ミネラルの苦味もアクセントになっている。 不思議な重厚感をもったワインと言えます。


【料理】
お肉の赤身、脂身、塩・胡椒の味付けに非常に良く合います。

それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。

この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。 チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。

特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。

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