今日は、なんと当店の 熟成ワインの社内試飲会でした。
いやー、久々に熟成ワインを堪能しました。
シャトー・ラ・ジョンカードの 1985年と1975年 のマグナムです!
1975なんか、香り味わいともに単なる飲み物ではないですね。
香りも、コーヒーキャンディーから、カラメル、スパイス、氷砂糖にモンブランの栗のペーストに 次第に、出汁のような 香り、枯れ葉 や腐葉土、トリュフ、ドライフラワーのバラ、ナッツ・・・
1985年を含めて香りの洪水です。
どちらも、色はガーネットに 琥珀色とレンガ、オレンジの色合いが、エッジにかかっていて、熟成の証を、まざまざと見せ付けてくれます。 もちろん、どちらも なめらかな、絹のような味わい。 果実味は85年が、ややボリューム感を出していましたが、とにかく、すべるようなバランスのよさ、果実味甘味、旨み 渋味・酸味のハーモニーは、もはや、飲み物の域を超えています。
余韻も、どちらも 10秒以上と長く、ワインの存在感をはっきりと示していました。
この味わいがあるから、ボルドーの奥深さに敬意をはらわずにいられないし、ボルドーの偉大さを忘れるわけにはいかないのです。
この2つのワインも、 シニア・ソムリエ が 自信をもってお薦めします。
ぜひ、一度は、ボルドーワインの本当の熟成を味わって頂きたいです。
ムートンとか、ラフィットとか、新しいビンテージのワインを8万近く払って買うより、絶対お得ですよ。
そんなに、在庫があるワインではないので、何かの御祝、記念日には、ぜひ、お買い求めくださいな。
このワインに触れて 初めてボルドー赤ワインの真髄に触れる。そう思っています。