2014年3月度 頒布会ワインレポート1/3  「シャトー・ルボスク 2010年」

3月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
シャトー・ルボスク 2010年

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

シャトー・ルボスク

AOCメドック/クリュ・ブルジョワ
カベルネ・ソーヴィニョン:62% メルロー:26%
カベルネフラン:7% プティ・ヴェルド:5%
赤ワイン・辛口・フルボディ

<【香り】
コルクを開けてすぐはやや閉じた印象。
フルーツの香りが全面に出てくると言うよりは、土っぽさや樽を焼いた香ばしい香りが先に出て、その後に良く熟した黒系のフルーツ(カシスやプラム)の香りが追いついてくるような感じです。

焼いた香りも全面に出ているものの、それが出すぎている程ではなく、落ち着いています。 それが段々と強くなってくる、カベルネ・ソーヴィニヨンに特徴的なカシスの香りと一体となって心地良い印象です。



【味わい】
最初の口当たりこそややトゲトゲした印象があったものの、30分程すると段々となめらかになってきます。 酸味は最初から落ち着いた印象で、温度が低くてもあまり強くは感じられません。 強く感じるワインの甘さは、開けてから2~3時間後に強く感じられます。

補助的に5%程ブレンドされているプティ・ヴェルドが骨格を支えているのですが、なめらかになっても少し舌にざらついた苦味が残ります。

適度にあるざらついた感じが過ぎたほどでは無く、それがワインに飲みごたえを感じさせる要素です。 余韻は長く、フルボディタイプの赤ワインです。

合わせる料理なら、濃厚でいて酸味があまり無いのでフォアグラのソテーやテリーヌに合わせて。濃厚なボルドーでも酸味が出ているものは、あまりフォアグラに合いません。

チョコレートにもよく合います。濃厚なワインですとカリフォルニアや、オーストラリアが有名ですが、ボルドーのように苦味が伴いません。

チョコレートの味わいの主成分は甘さと苦味です。それに合わせて甘味と苦味のボルドーワイン是非お試し下さい。

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