MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
ヴィュー・シャトー・ラモット2008年 500ml
外観
やや飴色の混ざった、
透明感のあるレモンイエロー。
エッジ(縁)の部分は2009年と比べ、
より熟成のニュアンスを示す黄色味が強く出ています。
透明感のある色合いからは、
フレッシュな果実味が失われていないと予想出来ます。
香り
ライムやレモンの柑橘系の香りとともに、
リンゴのような香りが特徴的です。赤いリンゴの、実よりも皮の方に近い香り。グラスを回していくとハーブの香り、
柑橘類をシロップで煮詰めたような香りも出てきます。
味わい
口当たりはよく熟したリンゴジュースのような柔らかい味わい、
後味に、さっぱりとした青リンゴのような酸味が感じられます。
2009年と比べると、酸味は柔らかく、落ち着いています。
余韻も心地の良い果実香が長く続きます。
合わせる料理はクリームチーズと生ハム、
野菜スティック、貝類の酒蒸し、
トマトソースを使ったパスタや煮込み、
にんにくやハーブの風味と合わせて、
アクアパッツァとの相性は最高です。
一般的に750mlのボトルに対して、
容量の小さなボトルは熟成が早く進むと言われています。
この2008年のシャトー・ラモットも、
年代による熟成の違いというよりは、
ボトルの容量に由来した熟成と言えるかもしれません。
※次回はヴィュ・シャトー・ラモット 2001年 375mlのテイスティングレポートをお届けします。