2012年2月度 頒布会ワイン・レポート 【デュックダンリ】

2012年2月度頒布会ワイン・レポート 1/3
【デュックダンリ】


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

デュック・ダンリ


外観
はりのある透明感、エッジに緑色を残した淡い麦わら色。炭酸の存在感を主張する力強い泡立ち。

黄色の色合いが少ない事から、樽を使わずにステンレスタンクで 作られている事が分かります、複雑味を抑えた爽やかな味わいに仕上がります。

デュック・ダンリ


香り
ライムやスウィーティーのようなすみずみずしくフレッシュな青い柑橘類を想像させます。

それから青りんごや洋ナシ。爽やかさを残しつつもやや熟したニュアンスの香りがとれます。

色合いや香りからも、十分に爽やかさが伝わってきます。

時間が経ってワインの温度が上昇してくると、クラッカーの様な乾いた香りも出てきます。


味わい
さらさらとスムーズにグラスから口へ流れ、 パチパチ心地のよい泡立ちが爽やかな酸味と豊かなミネラル感を乗せて一気に喉元まで流れ込んでいくイメージ。

清涼感をともなうほのかな苦味。

酸味は香りからとれるイメージのままに、 スウィーティーや青りんごを絞ったようなフレッシュでいて果実味に富んだ味わい。

この酸味が後味に感じる心地よい甘味へとつながっていきます。

舌先に感じる塩味・石灰のような固さを感じるミネラル感が、 ただの爽やかで終わらず、その存在感を示しています。

余韻に感じるほのかな甘みが全体の印象をさらに爽やかなものへと昇華させています。

スパークリングワインにありがちなしつこいような甘さではなく、 飲み込んだ後にわずかに感じる甘い果実味、清涼感をともなった ミントキャンディーのような甘さです。


このデュック・ダンリというスパークリングワインはブルゴーニュー産ですが、シャルドネではなく【アイレン】というスペイン原産のブドウ品種を100%使用して造られています。

スペインでは一番多く収穫されているブドウ品種ですが、私自身アイレン100%のスパークリングワインを飲むのは今回が初めてでした。

豊かな果実味と清涼感を感じさせる味わいが食前酒だけにとどまらず、パーティーや料理との組合せなど様々なシーンでの活躍が期待できますね。



世間はもうすぐバレンタイン、季節柄チョコレートと合わせるとすればオレンジなどの柑橘の風味を利かせた生チョコレートや、トリュフチョコ、いちごやキウイをコーティングしたフルーツチョコ。

チョコレートとの組み合わせとしてシャンパンやスパークリングワインは、もはや定番といえますね。

今年のバレンタインは、チョコレートとワインでワンランク上の贈り物を用意してみてはいかがでしょうか?

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