2019年10月度 頒布会レポート3/3



10月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「タウラジ・アンティーカリヴィア 2013年」
「ボルドー・ド・ラリヴェ・オー・ブリオン 2014年」
「サン・ジョセフ ヤニック・アレノ&M.シャプティエ 2013年」



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週は
「タウラジ・アンティーカリヴィア 2013年」、「ボルドー・ド・ラリヴェ・オー・ブリオン 2014年」、「サン・ジョセフ ヤニック・アレノ&M.シャプティエ 2013年」

のテイスティングレポートをお届けいたします。


タウラジ・アンティーカリヴィア 2013年

開けたては飲みづらい感じ。特徴的な香りもあって好みが分かれそう。

30分位時間が経ってから甘みが良くなってきて、時間が経ってからの方が美味しい。

お肉とかしつこい物、脂身の有るものに合います。

イタリア・カンパーナ州
ブドウ品種:アリアニコ

タウラジ

【外観】
ガーネットから黒味を帯びたマホガニーのニュアンスを呈し色調は濃い。

粘性はやや強く、濃縮感が強い。

【香り】
イチゴのコンフィや干しプラム、乾燥イチジクのニュアンスからきのこや土の香りも見え隠れする。

白胡椒などのスパイス香も立ち上がる。熟成香が心地よい。

【味わい】
口当たりスムース、アルコールのボリューム感から来るまろやかさは驚きに値する。

ヴィロードのようなタンニンも感じつつ、厚みがありながらはっきりとした酸味とのバランスが良い。

余韻はやや長めの8~12秒。恍惚のひと時。

開栓後、翌日の方が美味しく感じるが、少し苦味も出てくる。

【料理】
非常にパワフルで、果実の香りにあふれるフルボディな赤ワインです。

柳川鍋、鱧の天ぷら、合鴨の串焼き、鶏レバーの塩焼き etc


ボルドー・ド・ラリヴェ・オーブリオン2014年

オーブリオン独特の品の良さが伝わります。

ボルドーAOC
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン

オーブリオン

【外観】
紫がかったガーネットもエッジにはオレンジ色のニュアンスも感じ取れます。

【香り】
ブラックチェリーやブルーベリーにラズベリーのニュアンスと共に、 すみれの花のような香りが立ち上がり、 そこに杉や檜などの樹脂のような香りが同居する印象。

【味わい】
口当たりまろやか、 爽やかでやさしい酸味と緻密に溶け込んだタンニンとのバランスが極上。

アルコールは中程度、余韻はやや長めの8~12秒。
今回、事前に試飲をした印象ですが、 こちらの「ボルドー・ド・ラリヴェ・オーブリオン」は、開栓して翌日の方が、コクが際立ち、より美味しく感じられました。

【料理】
鱶鰭の姿煮、紅焼海参 (海鼠の醤油煮込み) etc


サン・ジョセフ ヤニック・アレノ&M.シャプティエ2013年

「実力派ワイナリーと人気スターシェフが共同開発」

サンジョセフAOC
シラー:100%

サン・ジョセフ ヤニック・アレノ&M.シャプティエ2013年

1808年、コート・デュ・ローヌの銘醸地エルミタージュの丘の麓にある、 タン・エルミタージュにて創業した、ローヌ地方を代表するワイナリー、「M.シャプティエ」と、 パリのグランドメゾン、ルドワイヤンの3つ星スター・シェフ「ヤニック・アレノ」氏が共同開発したワインです。

畑の特徴であるミネラルを最大に表現しています。

鮮やかな赤紫色、活き活きとした酸、黒系の果実、適度な渋みを感じる味わい。

サンジョセフはローヌ川の西岸、およそ50kmに渡って広がるワインの産地です。

ローヌ川に面しており、南部と比較しても暖かな気候の為、ブドウ栽培に適した環境で生産量も多く、90%を占める栽培量のブドウ品種シラーから作られる赤ワインはほろ苦くも香ばしく、またサンジョセフならでは、と思わせる深みのあるワインが特徴です。