2019年2月度 頒布会ワイン・レポート2/2



2月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」 「タウラジ・アンティーカリヴィア」「ボルドー・ド・ラリヴェ・オーブリオン」



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週は特選ワインセット、選抜ワイン2本セットの中から、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・プラデッラ2011年、タウラジ・アンティーカリヴィア2013年、 ボルドー・ド・ラリヴェ・オーブリオン2014年

のテイスティングレポートをお届けいたします。


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2011年/ プレデッラ

世界中の愛好家を虜にするイタリア最高峰ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」

ブルネッロ種のブドウを原料に造られるイタリアを代表する偉大な赤ワイン。

色薄い。甘みが美味しい。やわらかい味。印象強い。

開けたてでも、時間経ってからでも特に変わらず楽しめます。

イタリア・トスカーナDOCG
サンジョヴェーゼ:100%

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

【外観】
紫はほとんど感じられないガーネット。

透明感のある赤い外観のエッジにかすかにオレンジ色のニュアンス。

粘性は強くやや濃い目の色調を呈し、濃厚な印象。 

【香り】
熟した果実とオークのニュアンスを感じる香り、

ラズベリーやブルーベリーの香り、

バニラビーンズや黒胡椒などのスパイス香がグラスの中で踊る。

【味わい】
バニラやスパイスのニュアンスを感じ、 口当たりまろやか。

なめらかでキメの細かい酸味、力強くシルキーなタンニンとのバランスは緻密な印象この上ない。

アルコールはやや強め、余韻はやや短く5~7秒。

【料理】
青椒牛肉絲、牛肉のオイスターソース入炒め、宮保龍蝦、東坡肉 etc


タウラジ・アンティーカリヴィア 2013年

開けたては飲みづらい感じ。特徴的な香りもあって好みが分かれそう。

30分位時間が経ってから甘みが良くなってきて、時間が経ってからの方が美味しい。

お肉とかしつこい物、脂身の有るものに合います。

イタリア・カンパーナ州
ブドウ品種:アリアニコ

タウラジ

【外観】
ガーネットから黒味を帯びたマホガニーのニュアンスを呈し色調は濃い。

粘性はやや強く、濃縮感が強い。

【香り】
イチゴのコンフィや干しプラム、

乾燥イチジクのニュアンスからきのこや土の香りも見え隠れする。

白胡椒などのスパイス香も立ち上がる。熟成香が心地よい。

【味わい】
口当たりスムース、アルコールのボリューム感から来るまろやかさは驚きに値する。

ヴィロードのようなタンニンも感じつつ、厚みがありながら はっきりとした酸味とのバランスが良い。

余韻はやや長めの8~12秒。恍惚のひと時。

【料理】
非常にパワフルで、果実の香りにあふれるフルボディな赤ワインです。

柳川鍋、鱧の天ぷら、合鴨の串焼き、鶏レバーの塩焼き etc


ボルドー・ド・ラリヴェ・オーブリオン2014年

オーブリオン独特の品の良さが伝わります。。

ボルドーAOC
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン

オーブリオン


【外観】
紫がかったガーネットもエッジにはオレンジ色のニュアンスも感じ取れます。 

【香り】
ブラックチェリーやブルーベリーにラズベリーのニュアンスと共に、すみれの花のような香りが立ち上がり、そこに杉や檜などの樹脂のような香りが同居する印象。

【味わい】
口当たりまろやか、爽やかでやさしい酸味と緻密に溶け込んだタンニンとのバランスが極上。

アルコールは中程度、余韻はやや長めの8~12秒。

【料理】
鱶鰭の姿煮、紅焼海参 (海鼠の醤油煮込み) etc