2017年9月度 頒布会ワイン・レポート 1/2 「WINEBAG シャトー・ラ・ジョンカード紅白 2011年」 「プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ2013年」



9月度 頒布会ワイン・レポート 1/2
「WINEBAG シャトー・ラ・ジョンカード紅白 2011年」
「プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ2013年」


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

9月の頒布会はこちらをお届けさせて頂きました。

頒布会9月 お届けワイン

極上 赤ワインセット

WINEBAG シャトー・ラ・ジョンカード紅白 2011年 3リットル (750ml 4本分)

頒布会9月 お届けワイン

特選 ワインセット

「プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ2013年」(白ワイン)
「シャトー・ラバテュ2010年」(赤ワイン)
「クローズ・エルミタージュ・グエル-ヴァン ルージュ 2012年」 (赤ワイン)

お届けさせて頂きました。

「プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ2013年」
「シャトー・ラバテュ2010年」
「クローズ・エルミタージュ・グエル-ヴァン ルージュ 2012年」

は現在一般販売を行っておりません。

今回頒布会会員様限定にて特別お届け致しました。

今週は 極上 赤ワインセットの中から、 「WINEBAG シャトー・ラ・ジョンカード紅白 2011年 3リットル」、

特選 ワインセットの中から、 「プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ2013年」
のテイスティングレポートをお届けいたします。


WINEBAG シャトー・ラ・ジョンカード紅白 2011年 3リットル

ボルドーAOC
メルロー:50% カベルネソーヴィニョン:50%
WINEBAGシャトー・ラ・ジョンカード紅白2011年

【外観】
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。

中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。

色が変わり始めていますが、 はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。 粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。

【香り】
スミレの花、ブルーベリージャム、熟したプラム。 開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。

グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。

時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、インクのような香りも感じられます。

香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、 全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。

【味わい】
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。
酸は大人しく、 全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。 タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。

合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、 少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、ウォッシュタイプのチーズ、 トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。

濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。


プイィ・フュイッセ・ラ・ジュ・ドゥ・ロワ 2013年

プイィ・フュイッセAOC
シャルドネ:100%

プイィ・フュイッセ

プイィ・フュイッセはボジョレー地区の北に隣接するマコン(マコネー)地区にあります。

この地区の真の実力者がそう、プイィ・フュイッセ。粘土質に花崗岩(かこうがん)が加わった地勢に、やや南の地域ゆえの温暖さと、小高い丘陵が多い複雑な地形、日当たりの良さと水はけの良さの恩恵を受ける斜面の畑から、素晴らしい味わいのワインが多く産出されています。

【香り】
ヘーゼルナッツが浮かび上がる、複合性のある香り。

ミネラル(火打ち石)、アーモンド、ヘーゼルナッツ、 柑橘(レモン、グレープフルーツ、アナナス)、桃、シナノキ、アカシア、 バターブリオッシュ、蜂蜜という様々な香りがあります。

自然の香りが特徴的。

【味わい】
芳香が立つ、バランスがよく、濃厚でありながらストレートな味わい。

なめらかな口当たりで酸味は穏やかでふくらみのある果実味。

旨みを感じさせる味わいでバランスも良く、 心地良い苦味とミネラル感のあとにスパイシーさが続く、ミディアムボディの辛口。

このプイィ・フュイッセはいつもより強めに冷やすのをお薦めしております。 お好みでご調整下さい。