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2014年3月度 頒布会ワインレポート1/3  「シャトー・ルボスク 2010年」



3月度 頒布会ワイン・レポート 
「シャトー・ルボスク 2010年」


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

お届けするワインについて、テイスティングで紹介していきます
今回お届けするワインは、ボルドーの赤ワイン3種類、
シャトー・ルボスク 2010年 (AOCメドック)
シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ 2009年 (AOCボルドー)
・クロ・ジャクモ 2002年 (AOCサン・テ・ミリオン・グランクリュ)

頒布会3月 お届けワイン

若いヴィンテージから少し熟成したヴィンテージまで取り揃えた、今の季節にピッタリのスペシャルラインナップです。 シャトー・ルボスクとクロ・ジャクモは成田空港のエールフランス航空ファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジで採用実績のあるワインです。

3本ともボルドーでは非常に評価の高いヴィンテージで、2009年、2010年に比べると2002年はやや評価が劣りますが、10年以上の熟成でどう変化しているか、今飲むのが楽しみな1本です。 2009年、2010年の2本は21世紀を代表するヴィンテージとも言われています。 はたして今飲むのが良いのでしょうか。 それともまだまだ熟成させた方が良いのでしょうか。

まずは外観を見てみます。

外観
シャトー・ルボスクはだいぶ色が濃いガーネット色です。
端の方に熟成した色調の茶色が出始めています。 シャトー・ドゥ・ラ・リーニュはルボスクに比べ、少し明るい赤。紫の色合いは強く若々しい外観です。わずかながら茶色の色合いもありますが、ルボスクに比べると、紫の色が強いです。 2本を比べるとルボスクの方が熟成が進んでいそうです。 クロ・ジャクモは明るい色調に茶色の色合い。熟成がだいぶ進んだ色合いです。 色が明るいので、熟成したブルゴーニュと間違えてしまいそうです。

ボルドーでここまで明るい色合いは、熟成のピークなのかも知れません。 3種類とも粘性は強く、ワインの涙はゆっくりと落ちてきます。 ブドウが良くできた年のワインであることが分かります。

それではワインを1本ずつ見ていきましょう。今週は「シャトー・ルボスク 2010年」を紹介します。

シャトー・ルボスク 2010年

シャトー・ルボスク

AOCメドック/クリュ・ブルジョワ
カベルネ・ソーヴィニョン:62% メルロー:26%
カベルネフラン:7% プティ・ヴェルド:5%
赤ワイン・辛口・フルボディ


香り
コルクを開けてすぐはやや閉じた印象。
フルーツの香りが全面に出てくると言うよりは、土っぽさや樽を焼いた香ばしい香りが先に出て、その後に良く熟した黒系のフルーツ(カシスやプラム)の香りが追いついてくるような感じです。 焼いた香りも全面に出ているものの、それが出すぎている程ではなく、落ち着いています。 それが段々と強くなってくる、カベルネ・ソーヴィニヨンに特徴的なカシスの香りと一体となって心地良い印象です。

味わい
最初の口当たりこそややトゲトゲした印象があったものの、30分程すると段々となめらかになってきます。 酸味は最初から落ち着いた印象で、温度が低くてもあまり強くは感じられません。 強く感じるワインの甘さは、開けてから2~3時間後に強く感じられます。

補助的に5%程ブレンドされているプティ・ヴェルドが骨格を支えているのですが、なめらかになっても少し舌にざらついた苦味が残ります。 適度にあるざらついた感じが過ぎたほどでは無く、それがワインに飲みごたえを感じさせる要素です。 余韻は長く、フルボディタイプの赤ワインです。

合わせる料理なら、濃厚でいて酸味があまり無いのでフォアグラのソテーやテリーヌに合わせて。濃厚なボルドーでも酸味が出ているものは、あまりフォアグラに合いません。

チョコレートにもよく合います。濃厚なワインですとカリフォルニアや、オーストラリアが有名ですが、ボルドーのように苦味が伴いません。 チョコレートの味わいの主成分は甘さと苦味です。それに合わせて甘味と苦味のボルドーワイン是非お試し下さい。




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