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世界最優秀ソムリエコンクール  

先日の土曜日 NHK ワンダー×ワンダー 「香りと味の名探偵」と題し、世界最優秀ソムリエコンクールの模様を放送してました。

 頭の片隅にはあったものの、すっかり忘れてしまい、点けたときは、終了15分前でしたっけ。でも、決勝の 勝負を分ける、アイスワインに関するブラインドテストにおけるコメント。 見ごたえありましたね。

特に、優勝を争う二人のコメントと、そのワインが、貴腐ワインであるか、否かを巡る制限時間内での判断。優勝者の、最初のコメントは、「これは貴腐ワイン。」と言い切って、最後の最後で、「矛盾するかもしれないが、これはカナダのアイスワイン」と結論付けたこと。

できないだろうなぁ。と思いました。なにが、できないかって。経験からして、どうしても最初の印象を大事にしてしまうものなんです。

大体、考え抜けば抜くほど、迷いが生じるのが恒じゃないですか。

自信をもっているのに、自分を疑い、その瞬間のワインに向き合ってるんだなぁと感嘆しました。そういえば、コンクール、残念ながら挑戦したことありません。余興的な、ブラインド・テストで近くまで当てて、景品のワインを貰ったくらいはありますけど・・・。

コンクールに出る人は、素晴らしいですね。その情熱。

 出たことないので、詳しくは分かりませんが、ソムリエコンクールのサービス部門は実務に近いのではないかと思っています。 コンクールと実務、試験と実務は別物だと多くの方が言っているようですが・・・。 

実際、レジのコンクールとか、ファストフードのコンクールとか、たまにテレビなどで取り上げられて目にしますが、余りにもデフォルメしすぎていませんか。

笑顔と声の大きさ オーバーアクション。コンクール用としか見えないんです。

 でも、ソムリエのコンクールは、準備されているグラスが汚れているとか、トラップもありますが、サービス実技においては、おそらく 皆さんがいつも目にするスマート(?)なアクションと会話だったりするわけです。

もちろん、そこには、コンクール独特の緊張がついてまわってしまう選手もいますけど。 意外と見てて楽しいですよ。機会があったら、日本のコンクールでも覗いて見ることをオススメします。

今、日本では、ソムリエに限らず、ワインを扱うワインアドバイザーやアマチュア資格のワインエキスパートまで、コンクールがあるんです。すごすぎる・・・。この辺はどうなんだろう。機会があれば、どんな風にやってるか見てみたいですね。

あわよくば、これから狙ってみるのもいいかも知れないですね。

今回のソムリエ世界チャンピオンは、18年間で6度にわたる挑戦の末 52歳で手にした栄冠。

まだまだ、いけるかも?

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