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レストランの美味しい料理とワインの関係?!その1

気になる記事がありました。

ワインの持ち込みが可能なレストランを集めた「BYO ワインクラブ」が、ロンドンで発足した。

 「BYO」は「BRING YOUR OWN」の略で、ワインをレストランに持ち込むこと。

オーストラリアや米国では認めているレストランも多いが、ワイン販売の収入が大きい英国では広まっていない。

ワイン愛好家の夫婦が、記念日の夕食に古いボルドーを持ち込もうとしたら、レストランに断られるか、高い持ち込み料を求められたことから考え付いた。不況下の新ビジネスとして注目されている。

75ポンドの年会費(秋には99ポンドに値上げ)を払うと、クラブに加盟するレストランに、小額の持ち込み料か無料で、自分のワインを持ち込める。

加盟店にはワインに力を入れるレストラングループや「アーブタス」「オーベルジーヌ」などのミシュラン1つ星レストランも含まれる。会員には、レストランからのお知らせ、食品の宅配、特別ディナーの案内なども届く。

 ただし、レストラン側の利益を配慮して、一定の規約がある。

持ち込めるのは、未開封の市販ワインとシャンパーニュだけ。

ビールやスピリッツは禁止。レストランのリストに載っていると知りながら持ち込むのも禁止。

ハーフボトルより小型ボトルは禁止で、マグナム以上は店の許可が必要。

極めて安価なワインの持ち込みの自粛と、ソムリエに試飲させることも推奨されている。

また、レストランによって制約がある。

持ち込みは無料だが、平日のランチやディナーに限る店もあれば、1人当たりの食事代が21ポンドを超せば平日のランチは持ち込み無料という店もある。

2010年6月16日 読売新聞)

レストラン出身の私としては、心苦しい話でもあります。

日本も、持ち込み出来るところが少ない!これ、事実です。

レストランで働くのも、飲み食いするのも好きなのでどちらの事情もよく分かります。

昔は、自分でも持ち込み出来るところを探して行ってましたっけ。

何度か通って、顔なじみになってしまえば、こっちのものです。

ホテルのメインダイニングでも持ち込み無料にさせてもらってました。

その代わり、2本飲むうちの1本は持ち込みさせてもらうなど、一応、気は遣ってましたっけ。

同業と知られてないと思いながらなんですが・・・・。

そう、顔なじみ、常連になれば、恐らく、このシステム必要ないんですよね。

ただ、そんなレストランに出会うかは、また、別の問題ですので。

日本でも、このBYOが紹介されたのが約10年以上前。

しかし、BYOの言葉どころか、持込みも歓迎されてないのが事実です。

次回以降で、なぜ日本では、このBYOが難しいのか、少し検証してみたいと思います。

もっとレストランでワインを楽しんで飲む人が増えることを、願って・・・・。

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